スティーブン・キングです！
帝王です！
いやでも期待は高まるのですｗｗ
しかしなぁ…
25年連れ添った夫が連続殺人犯だと気がつかないってありえるのだろうか。
いや、この奥さんの場合ありえるか…
なんせ肝心なことはとことん忘れたり、失敗する奥さんｗ
話は簡単。
夫は全米を震撼させている連続殺人犯だけど、家族はその事実を誰も知らない。
ある日、偶然その事実を知ってしまった妻は精神的に追い詰められていく。
しかし、話の割と早い段階で夫が事実を認めた。
そして妻に半ば脅しのように迫っていく。
妻ももうすぐ結婚する子供や自分の会社や将来のことを考え、誰にも相談できないでいた。
そんな日々が続き、いよいよ娘の結婚式。
それが無事に終わったある日、夫がガレージにおいてある貯金箱の中から探し求めていた
硬貨を見つける。
そのお祝いに外食し、夫だけがお酒を飲む（妻は運転する為飲まなかった）
そして帰宅後、いつものように炭酸水を用意させられ、
妻の待つ寝室へ向かう途中、夫は妻に階段から突き落とされる。
しかし、それだけでは夫は死なず、妻は夫を窒息死させる。
全ての証拠を隠滅してから通報。
夫はそのまま事故死扱いとなり、連続殺人犯だともばれずに済んだ。
しかし！
話の途中に度々出てくる怪しい男がおりまして、この男がなんと夫婦のどちらかが
連続殺人犯だと見抜いていた。
なんなら夫婦そろってそうではないかと、疑っていた。
何故なら、連続殺人犯の名前は、夫婦のファーストネームの頭文字を合わせたモノだったから。
そのことを妻に突き付けて帰ろうとしたところ、体の不調で意識を失う男。
そしてそこへ妻がお見舞いに現れる。
てっきり秘密を知られた妻が殺しに来たのかと思いきや、
夫が連続殺人犯だという証拠を見せに来ただけの妻。
そして男は妻に「君は正しいことをした」と言い、
それを聞いた妻は病室を去って映画終了。
……なんでしょう…
スティーブン・キングの作品に多く見られる「後からゾクっと来る感覚」がありませんでした。
そして、犯人だとばれるばれないの駆け引きのなく…
最後、人を殺して「君のしたことは正しい」って…
私はね、連続殺人犯は妻じゃないかと思っています、
何故ならね、夫の葬儀中、度々微笑んでいるように見えるし、
夫が長年探していたコインが家の中から見つかるというのも不自然。
というのも、話の冒頭でコインをオークションで買うかどうかの話をしている。
これは夫の殺害のきっかけになるコインで、
妻の計画殺人なのではないかと。
色々考えれば面白いんですが、なんせ「後からゾクっと来る感覚」が無かったのは
寂しいです…
