篠原涼子主演の2005年のドラマ、“溺れる人”を見た。

正直、いろんなことを思い出し、つらかった。

アル依の人がこれをみて、自分にあてはめることがあるように、その家族である私には思い出すことがいろいろとあり苦しかった。


禁断症状に苦しみ、自宅にもう酒がないため、ゴミ収集場をあさって、酒瓶にわずかに残った酒を飲む姿。

ウチの場合は、友人の飲食店に山積みになっているビールの空き瓶ケースから、誰が飲んだかわからないビール瓶の底に残るわずかなしずくを飲んでいる姿をみたことがある。

嘘でしょう、、、と思った。

うちに帰ろうよ、と二人で泣きながら家に帰ったことを思い出した。

こんなことやりたくないんだ、どうにかしてくれ、もう飲みたくないと、泣いていた。

普通じゃない、病気だ、つくづく思った。


一緒に住む家族は苦しんで苦しんでいるのに、アル依本人の母は、その家族を責めて病気を理解しようとしない。


普通のひとがこのドラマを見たらどう思うんだろう、と思った。

大げさな~とか?

ドラマ、ドラマ、とか?

入院して、3ヶ月で退院して、病気治ってよかったね、とか?

海岸を歩く3人の姿をみて、幸せなジ・エンド?


退院したからって、アルコール依存症が直ったわけじゃなく、スリップしてしまう人や、何度も何度も繰り返して、ついに死にいたる人もいる、なんてこと、普通の人は考えないんだろうな。


原作者が最後に話していて、彼女の実話だということを初めて知った。

こんなにきれいな人が、子供もいるのに、それでも止められなかったんだなと驚いた。