入院中の3つの要らない正義感 | 戸惑うおサルさん

戸惑うおサルさん

2020年冬、心サルコイドーシスと診断されました。
現在、ステロイド服用中です。

自分の闘病メモ
心不全。

ようこそ。

このブログは心臓サルコイドーシス(心機能1/2)と診断された私の日記です。

 

体調について いろいろ書いてますが、

あくまで自分のことであり、

医療の事については素人ですので、

其のことをお含みおき下さい。

 

知らんぷり知らんぷり知らんぷり知らんぷり知らんぷり

 

私の経験談を語らせてください。

 

私は たぶん「出くわす」タイプだと思うのです。

 

それはなんというか・・・・

「そんなことあまりない」という場面に

ばったり出くわしてしまう体質?

なのか運命か。

 

 

もしかして、

「そんなの よくあるよ」という内容で

みなさんが 上手に難を逃れて生活しているなら

私が単に世渡りが不器用・・・という内容です。

笑って読みスルーしてくださいませ。

 

過去に

私が出くわした場面で

スルー出来ずに

関わったために なんかモヤっとしてしまったエピソードです。

 

エピソードが3つあります。

時間軸も それぞれ違います。

 

 

 ep.1 拘束具のおばあさんの落下

過去の 実母の入院時のエピソードです。

 

今から10年前ぐらいの話です。

 

とある田舎の老人病院に、

私の実母が入院していました。

 

私と実姉が 母のベッドにお見舞いに行ってました。

 

午前中だったと思います。

4人部屋だったのですが

母のお向かいのベッドの方が 拘束具を付けていました。

身体の小さなおばあさんで、

認知症のようで

コミュニケーションが取れる方ではありませんでした。

 

両手を前で合わせた形で固定され

更に腰をベルトでベッドに固定されていたのですが、

 

身をよじって動くので(暴れている?勝手に体が動く?)

だんだん 腰のベルトに隙間ができて、

ついに 腰のあたりが

ベッドの柵の隙間(中央あたり)から 飛び出して

 

下半身から ベッド下に落ち始めたのです。

 

私たち姉妹は

動きが激しいので ついつい お向かいのおばあさんをみて

「あれ、お向かいさん、拘束具がはずれそうじゃない?」

「なんか、お向かいさん、落ちそうじゃない?」

と言って見てました。

 

やばそう!と思ったので、

ナースコールしました。

 

室内のスピーカーから

看護師「どうしました?」と言われたので

私「〇〇号室ですが、

お向かいの患者さんが ベッドから落ちそうです、

すぐ来ていただけますか?」

と言いました。

 

「はい」と返事はありましたが、

老人病院の午前中、看護師さんは

大変な忙しさです。

なかなか 来ないのです。

 

「あ、やばそう!」と 思った瞬間、

結局、落下。

 

でも、姉が直前に飛び出していって

両腕で体を受け止めました。

 

 

 

看護師はそのあと

部屋に駆けつけました。

 

おばあさんに ケガはありませんでした。

 

私たちは看護師に

「ありがとうございました」と言われたけれど、

 

そしたらね、姉は腰を痛めてしまったのです。

 

姉はそのあと ずっと腰が痛くて

(腰がもともと悪かった)

ついに入院先の外来に 診察してもらったのです。

 

で、

姉が腰を痛めた経緯を言うと、

「お向かいのおばあさんを受け止めたのは

勝手にあなたがやったことです。

病院に非はありません。

有償での治療です」(健康保険は使えました)

 

病院がけんか腰になりました。

 

姉は納得いかない!

と 怒っておりましたが、

何かの紙に

付き添い人、お見舞いの不慮の事故は、

病院は責任を持たない・・・の文面があったのです。

 

私たちは

お向かいのおばあさんが

黙って落ちるのを見ていられなかったし、

ちゃんと ナースコールで危険も知らせたし、

でも、

どうすれば良かったのかな、

と 今だに思います。

(健康な私が 飛び出せたら良かったのかな・・・)

 

善意が なんだか

モヤモヤした事故でした。

 

 

 

 ep.2 消灯後のテレビ視聴

 

今回の入院でのエピソードです。

 

よくある場面だと思います。

 

4人部屋で、

私と 隣のベッドの方は

比較的身体の自由度が高い患者で、

お向かいの2人は 寝た切りの方でした。

 

隣の方は私と同じで

年齢60代~70代で

検査入院か、入院したばかりのようでした。

 

私もそうですが、

夜の9時に消灯です! と言われても

なかなか寝付けるものではありません。

 

いつもの生活からすると

寝付くには早すぎる時間なのはわかるのですが、

 

テレビ視聴が止まらないのです。

 

もちろん、

ベッドのまわりのカーテンは

ぐるりと引かれて囲まれています。

 

カーテンがただの目隠しにしかならないのは

皆さんもご存じですよね。

防音の効果は 皆無です。

 

特にテレビ画面の光は

びっくりするほどまぶしく、

カーテンに反射し、

目を閉じていても 目の奥に突き刺さるような刺激を感じます。

 

隣の方は

イヤホンをして視聴してますが、

思わず「あははは」と笑ったりします。

(自覚がなかったかな?)

 

動いて

ガタン! とぶつかったり、

その際

「いてててて!」と 発声したり。

 

カーテンを開けてトイレに行くときは、

そーっと開けるのではなく

ジャー!!!! と 元気よく開け閉めします。

履物の足音も ぺったぺった! 元気よく。

 

そんな方のお向かいさんが

特に体調が悪く、

発熱されていて、

全身痒みに襲われていて

ずっと辛そうでした。

声をだすことも 切なそうでした。

 

テレビ視聴が止まらないベッドの向かいで

よほど 辛かったのでしょう、

「すみません・・・

テレビ消してください・・・・

すみません・・・」

と か細く訴えている・・・・

 

イヤホンしてるひとには

多分 聞こえてないような 小さい声。

 

私にははっきり聞こえていたので、

思わず 行動に移してしまった。

 

ナースステーションに

歩いていって

「すみません、

○○号室の○○ですが、

隣の方のテレビ視聴が まぶしくて

そのお向かいの痒い方が

テレビを消してほしいと訴えてます。

でも聞こえていないようなんです。

言ってもらえませんか?」

 

すぐ、

看護師さんは行動してくれました。

痒い方のケアもしたようです。

 

でもね。

 

看護師さんが去った途端、

その方、

またテレビ視聴を始めたのです。

 

私も呆れてしまって。

 

15分ぐらいして、

看護師さんが また部屋に巡回してきました。

 

もちろん、テレビを止めて寝てください、

と注意したようです。

でも、消しません・

 

結局消したのは11時でした。

痒い方が お気の毒でした。

 

お向かいの方の体調が悪いのは分かっていたはず。

 

私には

テレビを見続けた心が 理解できない・・・

 

私の正義感は 無駄だったのかな、

注意されても 直さない人もいるんだ、

と 驚いた。

 

 EP.3 トイレでの体調不良

 

3年前の 入院時にあった私の経験です。

 

6人部屋に私はいました。

 

数日前にその部屋に入ってきた方がいて、

まだ、個人的に会話を交わしていない時でした。

 

たまたまですが、

その方と トイレタイムが被りました。

 

あ、同じ部屋の人だ と思い、

会釈したら、

その人が トイレの壁に掴まったまま、

固まってる・・・・のがわかった。

 

咄嗟に

具合悪いのだ と思いました。

「大丈夫ですか?」

と 支えつつも、

誰か呼ばなければ! と思いました。

 

私は走ってナースステーションまで行き

「すみません トイレで具合悪くなった方がいます!

来てください!」と言いました。

 

看護師さんが数人

駆けつけてくれた。

 

その方はベッドに戻って

大事にならず、落ち着いたようだった。

 

その後、

看護師さんに言われました。

「トイレで具合悪くなった方がいたら、

その場を離れず、見守っていてほしい。

そして、人を呼ぶのは トイレの緊急ボタンで

呼んで欲しい」

 

あ・・・・・

そういうボタンがありましたね。

私は すっかり忘れていました。

 

使ったことがありませんでした。

トイレの不調者を発見した時は

一人置き去りにして 看護師を呼ぶより、

見守って離れないで緊急ボタンを押して!

 

私の見識が低いのがわかりました。

今後気をつけます。

 

 

 

 世渡りの正解は

 

核家族で育った私は

病人の世話をしたことがありません。

お年寄りもいませんでした。

母も 大分高齢になるまで健康で

介護とかには疎い家庭でした。

 

自分が弱くなってみて

見える世界もあるものです。

 

あんなとき こんなとき

下手な正義感を出して

ドツボにハマる私の不器用さが

つくづく 下手だなと感じたりするのです。

 

 

 

おねがいおねがいおねがいおねがいおねがい

 

今日はここまで
※書き直しの多い私です。

内容が読む度変わっていたらごめんなさい。