ギブ・キッズ・ザ・ワールドGive kids the World(GKTW)でのボランティア4日目(最終日)。
今日は昨日に引続き、施設内のレストラン(Gingerbread House Restaurant)で朝食プログラムのお手伝いです。
昨日来園した家族が帰っていった家族より多かったので、今日は約140家族、計600人強がレストランに来るとのコトで、ココにボランティアに入って何年も経つベテランシニアたちがハッスルしていました。笑
あと、今日は明らかにおとといのプログラム(フェイスペインティング)で見覚えのある家族が近くに来て、
"Look! That is the guy who painted on your face! He is working at a restaurant now."
なんてバレバレの一幕もありつつ(笑)、家族とも、他のボランティアとも色々と話をして楽しませていただきました。
また、4日目ともなると
「何やら日本の旅人がボランティアに来ているらしいぞ」
という噂が古株のボランティアの方々の間で広まっているらしく、今日はハジメマシテの人からずいぶん話しかけられました。
「日本から来たんですって!?ようこそ!!
海外からのボランティアは、イギリス・スコットランド・ドイツからは来てる人を知ってるわ。
日本からは…確か数年前に一人来たと聞いたコトがあるわね。私は会っていないけど」
(日本からいたんですねー。…って、それってかなちゃんのコトじゃ…汗)
「次はメキシコに行くんだってね!今メキシコの治安はあまり良くないから、アメリカ国務省のwebページで旅行者向け治安情報をしっかり確認して、安全な旅をして来てね!」
(旅情報がダダ漏れww アメリカ国務省の情報はコレですね。日本外務省も同様の情報を出してます)
「28歳!?せいぜい21歳くらいにしか見えないよ!」
(日本人って若く見られますよね…)
「日本にはこんな施設はないんだ?日本だって豊かな国なんだから、作ろうと思えばすぐ作れるだろうにね」
(キリスト教圏には日本の「寄付文化がない」という社会が想像できないみたいです)
そうそう、何人かから「キリスト教会の関係でこういった施設に来てるの!?」とも聞かれました。
…そうか、そういう風に思う人も普通にいるんですねぇ。
(無宗教ですが、そう言う方が説明が面倒なコトもあるので、海外では仏教徒と名乗るコトも多いです(笑)。まぁせっかくフリーキッズで般若心経も覚えたし♪)
さて。
実は4月から旅を始めて、日本国内を回っている間はフリーキッズなり東北被災地の子どもキャンプなりといった現場で定期的に活動できていたので良かったのですが、8月に海外に出てからは、「視察」はあっても「ボランティア活動」はめっきり減っていました。
でも、今回改めて気付いたのは、自分にとって、このキャリアチェンジや旅のモチベーション・原体験は、そういった活動そのものであって、その他の「視察」なりはお勉強の域を出ないんですよね。
もちろん自分の将来にプラスになるのは間違いないのだから、積極的に視察の機会も持っていきたいとは思うのですが、やっぱりこの現場に入っての活動が、自分には必要でした。
そういう気付きの意味でも、今回の4日間は、個人的にはすごくココロにチャージできたし、これから世界を回るのに改めて気合いが入りました。
反省点も多々ありましたが、とても楽しく充実した4日間のGKTWボランティアでした。
そしてまた、必ずまた来ます。
今度はもっと長期間入って、他の役割も含めてバリバリ働きたいです。
どうもありがとうございました。
そしてこれからも、どうぞよろしくお願いいたします。
捕捉:ボランティアたちのバックグラウンドについて
ココのボランティアは、平常時は地元のボランティアが中心のようです。
地元の学生、社会人、そしてリタイア組ですね。
でも学生・社会人は本業の合間に少し入るコトしかできないので、マンパワー的にはリタイア組の割合が圧倒的に高いみたいです。
夏休み等になると、他の州からもバケーション中の大学生や社会人が、
また冬になると、普段は北方に住んでいて、冬の間だけフロリダで過ごすリタイア組(スノーバードたち、と呼んでいました。笑)が、フロリダ滞在中の例えば週3日とかでボランティアに入ってくれるので、今よりもう少しボランティアの層が充実するそうです。
ボランティアにも色々な参加の仕方があって、毎日朝のプログラム専門に来ている人、毎日18:30以降のプログラムにだけ来れる人、変則的に不定期に来れる人と様々ですが(仕事の都合やその人毎のライフスタイルから頻度・時間帯が決まってくるのでしょうね)、
ずっと入っているならずっと入っているで、今日のバレバレの一幕みたいのがあって(笑)、それはそれでコドモ・家族が喜んでくれると思うので、自分はマルチタスクで1週間フルで入るのが面白いなと思います。
(というか長期の休みにフロリダに来て参加することしかできないので、そういう参加の仕方しかできないという事実もありますが…)
ちなみに今日は、すぐ北のアラバマ州の高校生がバスでやって来て、一緒にボランティアをしてくれました。
アメリカでは、高校生が年に75時間のボランティアをするコトが、大学で(高校の間もか?)奨学金を取るための必要条件らしく(奨学金のいくつかの基準criteriaのうち、成績以外の基準のひとつに「コミュニティサービスへの従事」というのがあるそうです)、けっこう周辺州からも多くの高校生が来ているそうです。
(厳密には州毎にルールが違うと思いますが、ボランティアを当然に求めるのは共通と思われます)
また、今日は大多数を占めるナイスミドルならぬナイスシニアたちとけっこう話していたのですが、例えばこちらでは、仕事を55歳で辞めてリタイア生活に入って(早っ)、週3日~週4日は何らかのボランティア活動をしながら生活をしているのが当たり前だそうです。
例えば今日開始前から一番話してた人は、55歳~56歳は教会でボランティアをしてて、その後何年か別のトコロでボランティアをして、4年~5年前からココのボランティアをメインにするようになったとか…。
(現在65歳で超元気ww)
早期にリタイアしても、ボランティアでコミュニティサービスに生きるのが当たり前の国です。
そうやって、各地域のコミュニティサービスや非営利事業が回っているし、
だから彼らも、60歳になっても70歳になっても元気に毎日楽しく過ごせるのですね。