こんにちは
連休中、図書館に行ってきました。朝っぱらから混んでましたよー。本棚は返却本が現れたと思ったら、ソッコー誰かしらに借りられていき、一瞬たりとも同じ状態を保っておりませんでした(笑)まるでバーゲンセールのよう。
私はというと、なぜかいつも空いている「司書のおすすめコーナー」を見にいって、そこから何冊か借りてきたので平和でした。
が、そこで問題が。運悪く一冊ほど被弾してしまいましたよ、臭い本に。
地元に図書館は二件あるのですが、比較的に大きいほうの図書館の本はあまり臭わず、小さいほうの図書館はたま~に独特の臭いを纏っているんですね。まぁ「臭い」といっても、図書館特有の古本から漂ってくる紙やインクのちょいカビっぽいにおいなのですが・・。
しかし、それは別にいいのです。年季の入った本さえ選ばなければいいので。問題は新刊本やまだそんなに年月が経っていない本にこびりついている生活臭なんですよ。
わたくし、今回はそれを引いてしまいまして。不運なことに、借りたときには気づかなかったのですが、帰宅して、いざ本を開いた瞬間に「うわっ」となりましたよ。むせましたよ。その正体はタバコ臭です。しかもかなりのヘビースモーカーとみた。喫煙者には悪いけれど、私はこの臭いだけが昔からどうも無理なんです。なのに人生初レベルの、特大級のタバコ臭本を当ててしまい、本当に読むのが苦痛になっています。なんかもう近くにあるだけで肺がムズムズします。
数ある本の中でコレを当ててしまうなんて・・泣。ガチャ運もないし、くじ運もないし、運がなさすぎるー!!
図書館に行くと、普通にタバコ臭い人もいますしね。そりゃ本にもうつるわな。だからといって他人様にタバコ吸うなや!とは言えないしな。個人の自由だしな。でもな。と、悶々としてしまいました。
あさイチでもやっていた問題について
そんな中、先日NHKの「あさイチ」で、図書館活用術と題して、読書ノートの作り方が紹介がされていたそうです。そこではなんと借りてきた本に付箋を貼る活用法が紹介されており、番組を見ていた図書館の職員から「やめてください!」と苦情が入ったようです。
理由はシンプルに「付箋を剥がすときに、本が傷つくから」。特に印刷技術が貧弱だった時代に刊行された本は、傷つきやすいため、付箋ではなくしおりを挟むなどして丁寧に扱ってほしいということでした。
いや、これは当たり前でしょ。当然視聴者からも疑問視され、プチ炎上した模様。SNSで反応している人の投稿を見たら、世の中には本に書き込みをしている人もいるみたいでドン引き。自分の本でやりなさいよー。読めない字、わからない意味をあとで調べるために印を書くらしいですが、そんな難しい本なら尚更購入してじっくり読まないと!
実際にあった事例
あちこちで該当記事のコメントを読んでいると、驚くような事例がわんさかありました。
図書館の本をお風呂で読む人、ページを折る人、汚す人、破損して勝手に修理する人、ミステリー小説の犯人に○をつける人。公共のものという概念がないのでしょうね。というか、性格的な問題でもあるのかな?基本的に物を大事に扱わなくて、自分のやり方が普通だと思っているとか。
私も図書館で借りた本に付箋が付いていたり、前の人がしおりがわりに使っていた紙が挟まっていたり、飲み物をこぼしたシミがあったり、そうそう、血が付いていたりしたときもありました。さすがに乾燥していたものの、やっぱ気持ち悪いですよね。笑えることに鼻くそ(鼻毛つき)がついていた本もありましたよ(笑)汚っ!!一度、糊みたいなのがくっついてページがめくれない本に当たり、困惑したことがあったのですが、今思うとアレは付箋の仕業だったんですねー。紙が剥がれた形跡もあったし納得。
あと個人的には本を借りて期日までに返さない利用者にも迷惑しています。
気をつけよう
図書館本で傷んでいるものには「シミ、破損あり」の注意書きがあると思うのですが、記載されているもの以外にダメージをくらっているページがあったりすると、自分がやったのではないかと疑われそうでイヤなんですよね。私じゃないよー。
今日も若い女の子が館内で小説を読んでいたのですが、ページをめくるたびに耳をほじっていて、正直汚いと思ってしまいました。だったら図書館を利用しなきゃいいじゃんと言われそうですが、月に何冊も読む人間からすると、図書館の存在は必要不可欠なんですよね。それに購入本と図書館で借りる本にはきちんと違いがあるのです。
ちなみに司書の方から顔を覚えられているくらい図書館ヘビーユーザーの私は、めちゃくちゃ丁寧に本を扱っています。しかも潔癖なので本を読んだあとは一回一回手を洗っていますし、消毒もしています。
そもそも私自身、読書記録はつけても、読書ノートは作っていません。記録といっても、あとでブログにまとめる用に、スマホアプリで(評価や概要など)簡単なメモを打ち込むだけですけどね。そうすれば本を見ながらスマホ片手にパパッと整理ができて、付箋も必要ありません。このブログの感想も上記のデジタルメモをベースに、読んでから忘れないうちにすぐレビューするのが鉄則です。そうすることで、どれだけ内容を理解し、覚えているか復習できるし、時間もカットできるのでね。なので、これから読書記録をつけたい方は、読書専用アプリでちゃちゃっとやったほうが、色々と便利で効率的だし、本も傷つけずに済むのでオススメです。※もちろんやり方は個人の自由なので強制ではありません
図書館不要論
で、この手の話題が出ると必ず言われるのが、「そもそも本は自分で買え」「私は好きな作家に貢献するために購入するので、図書館は使いません」論。
私も好きな作家の本はそうしますよ。しかし、そうじゃない本も読むので、そういうときは図書館でお試しするんですよ。そうしてまた新たに好きな作家を発掘していく感じです。一冊、二冊の購入なら話は別ですが、たくさん読むとなると、どうしても図書館を利用したくなります。年に数回じっくり一冊を読むとかなら話は別ですが、大量に読む派にとって図書館はありがたいのです。
図書館は作家にとって迷惑という人もいますが、私の好きな作家さんたちは図書館大好き!よくお世話になった!という人が多いので、やはり活字マニアにとってはありがたい場所なのだと思います。もし図書館がなかったら、自分が心から興味を持って購入した本しか読まないと思うので、本当は面白いのに出合うことなくおわった作家さんや本が今よりたくさんあったでしょう。無料で気軽に借りられるからこそ読んでみた本というのは、実はかなり貴重で、そこから購入に至ったり、推し作家が見つかったりするので、結果図書館がないよりあったほうが読書の幅は広がるんですよね。さすがにお気に入りの作家の新刊は買いますから。推しが増える分だけ購入したり、紹介したりする本も増えますから。決して何も貢献していないわけではないと思います。
今回はあくまで公共のものをどう扱うかがテーマであって、図書館を利用するしないの話じゃないんですよね。しかし、この手のテーマになると、必ず「嫌なら使わなければいい」批判になってしまうのが残念です。図書館がない国とか、私はそのほうが嫌なので、ここはやはりルールについてしっかり見直したい。おそらく公私混同している人は、どこでも人の物は俺の物状態だと思うので。今回の件でNHKは謝罪するほど大事になったそうですが、個人的にはこれを機に図書館のマナーが適当さんたちに認識されればいいなぁと思いました。
余談ですが、私が図書館で借りることを選んだ本については、おいおい該当する本のレビューとともに説明していくつもりです。ちゃんと理由があるので!別にネガティブな理由ではないし、作家批判でもないのでご安心を。
もし自分はマナーを守っていなかったかも・・という方は、これからお気をつけくださいませ。図書館はみんなで気持ちよく使いましょう!
長くなりましたが、以上、「図書館本の扱い方について」のお話でした。
あわせて読んでみてね!