「あんたは石田ゆり子だね」
以前、母にそう言われてからずっと「それどういう意味?」と疑問に思っていた私。
母が言うには、「ネギとかイヌが好きだから。あと本も」とのこと。
へえ~石田ゆり子ってネギとイヌと本が好きなんだぁ。ふうん。でもそれだけで似てるってどんなや!
当時、石田ゆり子さんがどんな人なのかよくわからなかった私は、そこから特に調べることもなく過ごしていたのですが、ある時から石田ゆり子さんがネットニュースにバンバン掲載され、彼女のそのライフスタイルが大注目されるようになりました。
そこからですね。私が石田ゆり子さんに興味を持ったのは。こんなに美しくてお上品な人と私のどこに共通点があるのよ?!、と。どうやら石田ゆり子さんはエッセイを出されているらしい。そんな情報を知った私は、ひとまず「Lilyー日々のカケラー」を読んで石田ゆり子の世界に触れてみようと思いました!
好きなことが同じ!
さっそく読んでみてビックリ!!
ああ、私、もし石田さんと同級生だったら気が合いそうだわぁと思うエピソードが満載ではありませんか!
コーヒーが好きなのにあまり量を飲めないところとか、家からあまり出ないとか、細々とした雑貨が好きなところとか。わかるー!収集癖で、動物好きだけれど、かわいいものが好きってわけではなく、どちらかというと愛らしさの中にキモさや怖さが絶妙に入っているものが好きという、人からあまり理解を得られないセンスも同じ!
子供の頃、自作の絵本を作っていたというエピソードが写真付きで紹介されているのですが、私もあの本とまったく同じミニ本を作っていました!もちろんストーリーは違いますが、本の作りがまったく一緒。しかも誕生日も一日違いだとわかり、勝手に親近感が(笑)好きなスポーツも季節も同じだし、恋愛観も似ていて、近くにいたら(年は離れているけれど)絶対にお友達になりたいと思える人ですね。
かわいいペットたち
このエッセイ最大のポイントは、石田家の超絶カワイイ猫ちゃんズとわんこです!!石田さんが2016年に生後一ヵ月で保護した子猫のハニオとタビ(それをお世話する愛犬の雪とビスク先輩)の成長記録がとってもカワイイのであります。
石田さんのイラスト(これもセンスありすぎて困る)と大量のペットたちの写真が載っていて、そこにちょこっとコメントが書かれているのですが、もうニヤニヤなしで読めないほど動物好きにはたまらない世界になっています。特にどんな時でも必ず写真に収まろうとしているゴールデンレトリバーの雪ちゃんが愛しすぎて♡
私も小学生~大学生まで同じ犬種を飼っていたので、ページをめくるたびに、あのレトリバー特有の仕草とか優しさとかを思い出して、悶え死にそうになりました。
自慢していいですか?
これがうちのワンコです(もうとっくに死んじゃったけど)
昔の(おそらく)写ルンですとかで撮った写真なので画質は良くありませんが、めっちゃかわいかったんですよお。もうこの子さえいたら何もいらないって本気で思っていました。だから石田さんのペットたちへの愛情はすごくわかる!亡くなるとペットロスになる気持ちもわかりすぎる。
エッセイには他に石田さんへの103問の質問コーナーなんかも載っていて、ファンにはたまらない一冊になっています。
石田さんの人生観から共感するところ
石田さんは「年を取ることを嫌だ」と思ったことがないそうです。時間は皆、平等に流れるし、若いことが偉いわけでなく、むしろ苦しいことだと思っているそう。「若さ」とは、周囲のためにあるもので、周囲は懸命な若者を見て活力をもらっているのだとか。確かに。20代って2、3回くらいやらないと上手に生きられないのでは?と思うほど、楽しいより辛いが多い気がしますよね。
また、石田さんの「自分を鍛えるのも、甘やかしてあげられるのも自分だけ」という言葉には励まされました。そうですよね。どっちも自分にしかできないことですよね。これは私も頭の中にしっかり入れておこうと思います。
そうそう、石田さんは小さい頃、摘んだ花を川に流してそれを猛ダッシュで追いかける遊びをしていたそうです。これ、実は私もよくやっていました。バカみたいにやっていました(笑)あと目を閉じたまま家に帰るとか後ろ向きで歩いて帰るチャレンジとかも。今は黒歴史化していますが、このエッセイを読んで同じことをしている人がいて安心しました。私だけじゃなくてよかったー。
最近よく幼少期を思い出しては、私アホな子だったんじゃないかな?と思っていたのですが、あの石田ゆり子がしていたのなら、そんなわけないわね。私は健全なキッズだったに違いない。
と、まあこんな感じで、エッセイを読んで冒頭の母の言っていたことがわかりました。趣味嗜好が似てるってことだったんですね。どうせならお顔もそっくりがよかったわ。ちなみにエッセイには普段、石田さんが食べているお料理のレシピも載っているので、ぜひ試してみてくださいね!やっぱり女優さんは「美」のために努力しているのね、と思う一冊でしたよ。そこが唯一、私とは違いました(笑)
最後になりますが、全国の男性諸君。
石田さん曰はく
「見た目が素敵で、中身がないと、ものすごくがっかりするので、見た目がすごくいい人を疑ってるところすらある」「人が本を読む姿はキュンとします」
だそうです。頑張ってください。
以上、「Lilyー日々のカケラー」のレビューでした!
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