皆さんは文章を読むだけでその人の性別や年齢がわかりますか?
チェルミーは何となくわかるようで、全然わかりません。
というのも、皆さんのブログを読んでいて、勝手に「この人は女」「この人は男」と思っていたのに、実際は違ったというパターンが結構あるのです。
おそらく最初にブログ訪問したときに抱いた印象で、無意識に性別を区別しちゃっているのだと思います。たとえばアイコンが男性的なので男性とか文章が女性的なので女性とかそんなふうに。
チェルミーは十年以上前にアメブロで、何度かメッセージをやりとりしている人がいました。その相手をGさんとします。交流のきっかけは、チェルミーが作家の上橋菜穂子さんについてブログで熱く語っていたときに、Gさんが「私も獣の奏者大スキなんです」みたいな感じでメッセージを送ってくれたことでした。
もうこの時点でチェルミーの中ではGさんは女性でした。文章のノリが女性だと思ったんですよね。おまけにGさんのブログはいつもお料理画像がアップされていましたし、チェルミーとは他にも共通の趣味があって、その趣味がまた男性にしては珍しい趣味だったんです。
しかし、あるときGさんのある一言が「え?もしかしてGさんって男性だったの?」と気づくきっかけになり、そういえば今まで相手の性別なんぞ確認したこともなかったよなぁと思ったのです。
それだけではありません。チェルミーの性別カン違いは現在進行中です。特に書評ブログを読んでいると女性的な文章を書く人が男性で、男性的な文章を書く人が女性という率が高い気がします。もちろん性別と違和感のない人もいます。これに関しては面白いことに、感想を書いている本から影響を受けているからだと思うのです。女性作家の小説を読んだ人は何となく文章もやわらかい感じで、男性が書いた専門書のレビューをしている人は文章も断定的で科学的といった感じ。書評する本によって文章の雰囲気が変わるのが興味深いです。
無意識な偏見
性別なんてプロフィールで確認すればいいじゃん、となりますよね?でもプロフィールに男性とあっても実は女性の人もいるんですよ!それもなぜかアイコンがピグの人に多い気がします。
ただ、チェルミーとしてはそこまでしなくても別にいいかなぁ。別に相手が男だろうが女だろうがその人自身に興味があれば関係ありません。ちなみにGさんが男だと判明した一言とは、急に嫁に来いと言われたことです・・・。は?Gさんはチェルミーが自分を男性だと知ったうえで交流があったと思っていたらしく、こちらが「女性だと思っていました」と送信して以降音沙汰なしになりました。オイ!
まぁこれはもの凄く昔の出来事なんですが、当時を振り返ると料理画像をアップしただけで女性だと思っていた自分、カワイイ絵文字満載なだけで女性だと思っていた自分、文章のテンションだけで女性だと思い込んでいた自分は、随分と偏見に満ちた人間だったなあと反省しています。
あの出来事から十年以上経た今は、料理とは男女両方が楽しむものになっているし、ブログを見ても男性が運営している料理ブログも多いです。今後○○だから女性、○○だから男性という思い込みや偏見は、性別を判断するうえで、ますますなんのアテにもならなくなってくるでしょうね。だからこそ、ネットの世界では発信者の持つ人間性が魅力のキーになってくる時代が来ているのだと思います。
年齢もわからない
ネットの世界では特別プライベートなことを公にしない限り、私たちはそこに書かれてある情報しかわかりません。年齢もそのひとつで、皆さんも何となくブログの雰囲気からこのくらいの年代なのかな~と想像することがほとんではありませんか?
チェルミーが衝撃を受けたのは、ブログの構成がとても現代的で、カスタマイズ機能もメチャクチャ使いこなしていた人がなんと80代だったこと!!!そのギャップに憧れるし、なんといってもカッコよすぎます。年齢を知るまでずっと若いお兄ちゃんが書いているのだと思っていましたからね。本当にチェルミーの想像はアテになりません。
チェルミーはこのブログを書評専門のブログにしたいので(そのようにGoogleに認識してほしい)、ここでは本に関すること以外は書くつもりはありませんが、様々な年齢層や性別の方々からフォローやコメントをいただき誠に光栄でございます(*^^*)
特に幅広い年齢層の方々との交流を大変ありがたく思っております。人生の大先輩からブログを読んでいただき、感想まで言っていただけるなんて、とても嬉しいです。
そしてこの何となく年齢性別ともに不詳のまま、ブログの内容一本で誰かのファンになったりする感じにも楽しさをおぼえています。
<参考までに>
文章で判断できる性別の見分け方サイトにあった内容より
・ストレートな文章(十代)
・自己主張が強い文章(二十代)
・難しい文章を使いたがる(三十代)
・読み手のことを考えて書いた文章(四十代以上)
だそうです。チェルミーは、はてなブログ時代にweb文章は一文を短く、簡単な表現にすること!と、学びました。
客観的に見た自分
そうそう、今回の記事を準備中に、とてもタイムリーなコメントをいただきました。
チェルミーさんの文章ってアイコンの印象に反してとても男性的に感じる時があって、男性脳に近い中性的な女性のイメージだったのですが、今日の文章は完全に男性の声で再生されました😄ナゼだ?女性だったら本当ゴメンナサイ💧
自分を客観的に見ることができないので、このコメントめちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございます。私ってそんなイメージあるんだぁ、もしかして私のこと実は男だと思っている人は割といるのかなぁ。
他にもこんなメッセージをいただいたことがあります。
「知っている人の文章によく似ているんですが、もしかして本を出されていませんか?」
ありませんよ~。しかも知っている人が誰かめっちゃ気になる~。これはこっちのブログではなくて、別のブログでくだらない日常に毒を吐いたときにいただいたメッセ―ジだったのですが・・同じようなことを書く人って誰だろう。炎上系ブロガーとか(笑)?結局誰かわからないままやり取りは途切れたのですが、ブログをしていると不思議なことが結構ありますね。
話を性別に戻し、こちらは米イリノイ工科大学の研究者が文章から筆者の性別を判断するプログラムを開発したという記事になります。
女性の文章は、フィクション・ノンフィクションを問わず、筆者と読者との関係に関わる言葉の出現頻度が男性のものより高かったという。また男性の文章は、ものごとの描写、特定、数についての記述がより多く出現したという。これらの違いが、どういうメカニズムで生まれるのかはわかっていない。
こちらのプログラムを使うと正解率は80%なんだそう。女性脳、男性脳の違いをまとめると、女性脳はイメージや感覚、男性脳はデータや論理を大事にするといったところでしょうか。チェルミーのブログが男性的だとしたら・・それはおじいちゃんっ子だった影響が大きいかもしれません。幼い頃は両親が仕事で忙しかったので、朝から晩まで祖父に預けられていたんですよね。だから遊びと言えば、じいちゃんの戦争体験談をきく、時代劇を観る、畑仕事を手伝うのどれか。あと、祖父は最新の家電が好きだったので、よく電気屋さんにも行っていました。
チェルミーは中学生くらいまで炭酸飲料を飲ませてもらえず、お菓子も体に悪いと言われ、おやつは自分で畑からイチゴやグミやビワやモモを季節に合わせてとってくるというじいちゃんの流儀にならっていました。生きた時代は平成なのに、生き方は昭和ですよ。
おかげで家族からはじいさんそっくりの性格と言われ、ついたあだ名は頑固者と理屈こきでした。なので、もしかしたらチェルミーの心の中にはいまだリトルじいさんが眠っているのかもしれませんね。
肩書が関係なくなる?
まとめです。こんなことを長々と書いたチェルミーですが、実は男かもしれません。実は70代かもしれないし、小学生かもしれません。もしかしたら外国に住んでいるかも?それくらいネットは誰でも偽れる世界。ネットでは本当のことなんて本人以外わかりません。
そういう意味ではブログとは、文章や画像だけで繋がっている世界でもあります。少し前まではネットの世界でも肩書が重視されていましたが、今や誰でも自由に何者かを名乗れる時代、そういったものよりも”その人自身が何を発信するのか”への興味が高まっていると思います。言うならば自分自身がクリエイターになる時代。
性別や年齢や職業ではなく、個人の持つ魅力に興味を持つ、そんな時代なのだと思います。
肩書がまったく必要ないとは言いませんが、その人を知る判断材料はそれだけでは足りなくなっているし、その人が日頃何を思い、どのようなことを考えているかのほうが重視されている気がします。まさにリアルタイム重視!芸能人なんて特にそう。ちょっとした発言で印象がガラリと変わるお手本みたいになっていますよね。
新しさがどんどん急加速していくこの時代には、”今までより”よりも”これから”に意識を向けていくことが、これまで以上に求められていくのかもしれません。よくわからないけれど、理解したふうにしていないといけないことを実感している人もきっと多いんじゃないかなー。日本人にとって、その代表例が女性・人種差別問題だと思います。
はい、というわけで!今回は話があっちに飛び~こっちに飛び~、長ったらしく、完全なる『女性的な文章』ってやつになりました。多分。あ、これ女性蔑視発言でしょうか。でもチェルミーは女ですよ。美女です。
さいごに本日の表題『文章で性別や年齢がわかる?』のアンサーをいきますよ~。
それは~NOです。
わかりません。100%は無理ですわ。自分が感じたままの印象がその人ってことで。
皆さんにもブログでの思い込みやカン違いありますか?
個性って面白いですよね。
自分を客観的に見るためにも、これまでのブログを読み返すと面白い発見があるかもしれません。
では、また明日。