表紙がとてもカワイイです
チェルミーポイント
・動物がたくさん出てくる!
・チョコレートがおいしそう!
・巻末にはレシピ付き!
あらすじ
いたずらっこで好奇心が旺盛なシマリスくん。 引っ込み思案で慎重、でも心優しいキタリスくん。 ある日、ふたりは森で木の実を拾っている、お兄さんに出会います。お兄さんは街でチョコレートのお店をやっている職人さんでした。シマリスくんとキタリスくんは、お兄さんと一緒に、木の実を拾うお手伝いをしたお礼として、チョコレートを1箱もらいます。 一粒食べたチョコレートの美味しさったら……! 「ぼく、お花畑にいるみたいな気分……」 「ぼくは、お日様の下でお昼寝しているみたいな気分だぁ」 ふたりは、大事なチョコレートの箱をおうちに持ち帰る途中、泣いている動物や、困っている動物、勇気が出せずにもじもじしている動物にチョコレートを一粒ずつあげてゆきます。小さなチョコレートの粒が、魔法のように森のみんなを笑顔にすると知ったふたりは、勇気を出して、街のお兄さんのところへ、チョコレートづくりを教えてもらいに出かけました!(Amazonより)
最近は便利な世の中で・・YouTubeを開けばこうして簡単に絵本を読むことができてしまいます。
森で出会ったお兄さんから貰ったチョコレートをお友達にわけていたら、あっという間になくなってしまった!
でも、まだまだチョコレートを必要とする動物たちがたくさんいるよ。どうしよう。
そうだ!ぼくらがお兄さんのお店で修行をして、お店を開けばいいんだ!
それから毎日、山を抜け、牧場を通り、林を抜け、村を通り、お兄さんのいるチョコレート屋さんまで修行に通うキタリスくんとシマリスくん。
丁寧なキタリスくんと作業のはやいシマリスくんの名コンビがつくるチョコレートはとっても上手に出来上がります!
この本で注目してほしいのは、お兄さんから貰ったチョコレートをキタリスくんとシマリスくんが食べる場面。キタリスくんとシマリスくんはふたりで一粒食べているのに、お友達にはひとり一粒あげているのです。やっさし~い!!
それに、お友達にどんどんチョコレートをあげちゃうキタリスくんのことを「お人好し」というシマリスくんにも注目です。
そんなことを言うシマリスくんですが、実は彼が一番お人好し・・というのもホッコリできるポイントです。
さて、修行の末、お店をオープンし、仲間たちにたくさんのチョコレートを食べさせてあげることに成功したリスコンビは、みんなの笑顔が見れて大満足です。
絵本のおわりには、大勢の動物たちが憩いのひとときを過ごすシーンが描かれているのですが・・・
なんだかこの絵本の世界観って、とってもシルバニアファミリーみたいでカワイイのです。
「シルバニアファミリー森のチョコレートやさん」なんて本があったら、こんな感じになるんじゃないかな~とチェルミーは思ってしまいます。
イメージするとこんな感じ?