冬の東福寺お茶会 〜ご紹介〜 | My好茶くらぶ

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全国各地を回って、美味しいお茶・紅茶・烏龍茶の生産者さんをお訪ねして、イベントなどをご紹介します。

お茶を通して、少しでも多くの方に接し、生産者やその地域の方達の輪が広がっていくことを期待しています

12月と言えば毎年恒例となりました

東福寺でのお茶会🍵をご紹介します

とても魅力的なイベントです

どんな茶宴か昨年の様子をご紹介いたします

(なかなか見れないバックヤードの様子から)


東福茶宴2022

2022年12月10日土曜日 開催前日

茶器🫖やお茶を運び込みが終了

明日の本番に備える東福寺本坊庭園


山水園の内野師匠からのご挨拶

東福寺さんの研修棟をお借りして

前入りのスタッフ全員集合


スタッフ間の連携を図りながら

明日の本番に向けて心の準備

晩御飯をお膳でいただきます


夕食後には応接室にてお坊様から会議室にて

貴重なご説法をにぎやかにお聞きして

その後こちらの大広間で合宿

建物は鉄筋コンクリートでエアコン完備

暖かく熟睡できました


12月11日日曜日 宴当日の朝7時


精進料理で朝食

身も心も潔めてお客様をお迎えいたします


当日はとても良い天候

今回もかなりの人が訪れそうです


東福寺開山の聖一国師の生誕の地

静岡県栃沢の繋がりにて

静岡のお茶を東福寺ご参拝の方々に無料でご提供



8時準備開始


庭園の方丈裏手室にてみんなで準備

これから大忙しのご提供スタート


お茶のご紹介パネルと

O様作成のカテキンちゃん人形


このようにバックヤードでは準備を進めて

お客様をお迎えいたします

開宴直前の最後のミーティング

くれぐれも粗相の無いように



9時東福茶宴開始 お客様には

石庭をお眺めいただきながら

静岡のお茶と紅茶をお楽しみいただきました

奥の二席が紅茶です


関西だけでなく関東や全国からのお客様

お茶関係のI先生やH先生が早朝よりご参加


駄農園さんの席にて

お茶談義が続いているようです

その他お知り合いの方々も

遠方よりお見えくださいました

ありがとうございました


交代にて

お昼のお弁当



これは紅茶のセット

寒いので紅茶を楽しむ方も多く

紅茶も同じ静岡県栃沢のお茶の木から

手摘み手もみで丁寧にお作りしています


お昼近くには行列もかなり長くなりましたが

お客様も穏やかにお待ちいただき

ホットしました

日陰はかなり冷えますのでご注意ください


日も傾き西日を浴びながら

最後の紅茶はサプライズ

内野師匠が抹茶茶碗にて紅茶を点てます

茶筅でシヤカシヤカして

一気に紅茶の香りが広がりお客様もビックリ

夕日になる頃に無事終了



広縁に座し石庭を眺ながら

お茶することは滅多に出来ません

年に一回のチャンス

前年に来られてとても良かったと

リピーターの方も何人かお見えでした

少しづつ認知されてきているようです


無事に300名の方々にご提供できました

終了時に集い反省会

そして綺麗にお片付けして撤収


今年は海外からの観光客も増えていますから

人出はどうなるでしょうか

お時間ある方は是非お待ちしております



HPから

 方丈とは、禅宗寺院における僧侶の住居であり、後には相見(応接)の間の役割が強くなりました。当初は“東福寺方丈「八相の庭」”という名称でしたが、2014年に“国指定名勝”に登録され、改めて「国指定名勝 東福寺本坊庭園(方丈)」となりました。東福寺本坊庭園(方丈)は、明治十四年の火災により仏殿、法堂、庫裏とともに焼失しましたが、明治二三年(1890年)に再建され、災禍を免れた三門、東司、禅堂、浴室などの中世禅宗建築とともに、現代木造建築の精粋を遺憾なく発揮しています。内部は、三室二列の六室とし、南面に広縁を設けています。中央の間を室中と呼び、正面は双折桟唐戸としています。

 広大な方丈には東西南北に四庭が配され、「八相成道」に因んで「八相の庭」と称しておりました。禅宗の方丈には、古くから多くの名園が残されてきましたが、方丈の四周に庭園を巡らせたものは、東福寺本坊庭園(方丈)のみです。作庭家・重森三玲(1896-1975)によって昭和十四年(1939年)に完成されたもので、当時の創建年代にふさわしい鎌倉時代庭園の質実剛健な風格を基調に、現代芸術の抽象的構成を取り入れた近代禅宗庭園の白眉として、広く世界各国に紹介されています。