石丸伸二氏が炙り出した選挙報道特番の酷さ | ライター&挑戦者マイケルオズの気まぐれトーク

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なかなか都知事選挙の余波がおさまらず・・・本日のブログも関連した内容になってしまいますてへぺろ

 

今回は、昨日のブログでも書いた「テレビの報道特番がバラエティー化している」にちなんで書いてみます。

 

私にとって、いいサンプルになったのが石丸伸二氏と各テレビ局及びネットメディアのインタビューでした。YouTubeにアップされた方がおり、それを見比べてみて分かったことが幾つかあったわけです。

 

開票当日、私は一切の報道番組を見ませんでした。ところが翌日以降、Twitterに報道特番の一部を切り取ったツイートが拡散され、それをもとに「石丸バッシング」が猛威を振るっていましたし、今も続いています。

 

ただ、そうしたツイートは「切り取り」でしかないわけで、実のところどういう状況だったのか・・・テレビ局やネットメディアとのやりとりの全容を見ることで、私なりに検証してみたくなったのです。

 

以下、検証にもとづく私見です

 

バッシングで一番取り上げられた日本テレビですが、これは質問の方が攻撃的過ぎました。石丸氏に批判的な論調でずっとインタビューをしていたわけですから、石丸氏がカチンと来るのも分からないではないです。

 

次に女性タレントがやり玉に挙がったフジテレビですが、ここはまさに「選挙バラエティー」そのもの、という感じでした。MCの宮根氏がワイドショーのノリでインタビューを始めたことが発端になっていると思います。

 

TOKYOMXも、どちらかといえば「選挙バラエティー」。フジやTOKYOMXの場合、ゲストコメンテーターと称するタレントにまで質問をさせるというのはいかがなものかなという感じですね。

 

TBSの時は、石丸氏自身が持っていたマスコミ報道に対する不信感が爆発した感じのインタビューになっていたわけですが、それに対する切り替えしができなかったアナウンサーらの力量不足に尽きるのではないかと思います。

 

テレビ各局に比べネットメディアはどうだったのか?

 

ニコニコ生放送は、質問者の七尾功氏が時々しどろもどろになりながらも、石丸氏から何とか答えを引き出そうと苦労されていました。少なくても、地上波の各局と比べればマシだったなという印象です。

 

最も的確なインタビューだったのがABEMAでした。平石直之氏がポイントをしっかりと絞って端的に質問し、石丸氏もきちんと答えていました。事前に論点整理をしっかりやっていたのでしょう。

 

ニコニコもABEMAも、あまり深掘りするような質問ではなかったように思います。ただ、開票日のインタビューはそれでいいのではないでしょうか。しかも、まだ当選・落選が決まったわけではない段階なので。

(マスコミ各社が予想として「当確」を打っているだけで、選管が正式発表していない時間帯という意味です)

 

・・・閑話休題

ここで私が、なぜ「石丸バッシング」を検証しようと思ったのか?を書きます。

 

同じYouTube上に、石丸氏が候補者の安野貴博氏と討論する番組がありました。それを見る限りでは、石丸氏がバッシングされるような「議論のできない人」「話の通じない人」じゃないと確信したからです。

 

では、どうして「切り取り」のようなインタビューになってしまったのか。そこには、石丸氏の人物像というよりも「選挙特番をするテレビ局側に問題があるのではないか」と考えたわけです。

 

検証の結果は私の思った通り。もともとマスコミに不信感を持っている石丸氏に、同じ質問を繰り返したり、私見を交えて投げかけたりしていたので、石丸氏が意趣返しをしたんだろうなと分かりました。

 

個人の感想とすれば、TBSへのあからさまなマスコミ批判は、気持ちはよくわかるものの、あまりにも大人気ないなと思います。マスコミは敵に回しても、視聴者まで敵に回すような言論には注意したほうがいいでしょうね笑い泣き

 

ちなみに、選挙報告会での共同記者会見のようすもYouTubeで見せてもらいました。冒頭のNHKの代表インタビューでも皮肉たっぷりにマスコミ批判をしていましたし、別の記者にも辛辣に言い返す場面がありました。

 

答え方によっては微妙なとらえられ方をするような質問に対しては、相手にはっきりと質問を投げ返していたような印象もあり、このあたりが「逆質問している」とバッシングされる要因の一つになっているのでしょう。

 

最後にテレビ局に対して。選挙特番をバラエティー化させるのには賛同しかねます。MCは選挙報道に精通した人物を置き、出演者も最小限にする。タレントは必要ありません。以上、あくまで個人の意見として物申しますビックリマーク

 

 

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