本日のブログも、東京都知事選挙の「マスコミが取り上げない候補者」に関する話題を書かせていただきます。

今回は、マスコミが取り上げない候補者(泡沫候補)に関するちょっとしたエピソードをご紹介しましょうニヤリ

 

それは、政見放送の手話通訳に関する話です。

都知事選の政見放送では、奇抜な行動を取ったり、意味不明な主張をしたりという候補者に対しても、手話通訳の方々は職務を全うすべく努力されています。その姿勢には頭が下がるばかりです。

 

そんな手話通訳ですが、実は泡沫候補が一石を投じたことによって配置されるようになった、というのをご存じでしょうかはてなマーク
その泡沫候補というのは、東郷健氏率いる雑民党のある候補者でした。

 

その候補者は聾唖の方で、手話でなければ話ができません。東郷氏は政見放送の際に字幕等の手配を依頼したそうですが断られてしまい、その方の政見放送は手話だけで行われることになりました。

 

その結果、テレビではほぼ無言の手話のみでの放送、ラジオに至っては数分間ほとんど無言状態で流されたそうです。当然ですが、手話を理解できなければ何を訴えているのかも分かりません。

 

バリアフリーの意識が乏しかった昭和ならではのエピソードと言えますが、さすがにこれではマズいと思ったのでしょう。それから何回か後の国政選挙から手話通訳がつくようになりました。

 

国の立場では「雑民党の政見放送がきっかけだった」とは決して言わないでしょう。ですが、明らかに東郷健氏が一石を投じたことは間違いありません。泡沫候補でも選挙に出た意義があったわけです。

 

 

ところで今回の都知事選では、掲示板の問題がクローズアップされています。

 

女性のヌードポスターを張ったことによる公序良俗と表現の自由の議論、大量擁立したNHK党による掲示板の私物化、そして掲示板以上に候補者が出てポスターが張れなかった問題等々・・・

 

ひょっとすると、都知事選をきっかけに掲示板そのものの抜本的な議論が起こるかもしれません。そうなれば、これもマスコミが取り上げない候補者による「一石投じ」ということになるでしょう。

 

ちなみに、掲示板へ張れずにクリアファイルで対応を余儀なくされた陣営の一つが、東京都に賠償を求めるという問題提起をしました。この陣営の言い分を聞くと、もっともだと思わせるところもあります。

 

個人的な見解を言わせてもらうなら、掲示板は投票所となる施設と主要な公共施設のみに限定し、数を減らしたほうがいいと思います。自治体の経費節減、候補者の選挙費用軽減にもつながるでしょうビックリマーク

 

掲示板の問題については、マスコミはしっかりと検証報道をすべきですプンプン

 

 

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