自分の体のリスク管理~人間ドックの必要性とは | ライター&挑戦者マイケルオズの気まぐれトーク

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2日人間ドックを受けてから1週間が経ちました。まだ手元に結果報告書が届かないので、ドックの結果は分かりませんが、とりあえず胃カメラと大腸カメラの結果を受け、安堵しているところですニヤリ

 

本日のブログは、人間ドックを受けるメリットである「自分の体のリスク管理」について書きます。

このテーマは、9日のnote連載コラム「土曜雑感」にも書かせていただきましたが、そのコラムを転載しつつ、若干補足を加えてみます。→土曜雑感 vol.160~本日のテーマは「1泊2日人間ドック」

 

人間も生物ですので、常に体調が万全であるとは限りません。人間ドックを受けて、すべての数値が平常値で、どこにも異常がないという方は、ごく稀じゃないでしょうか?(そもそも、そんな人いるのかな?)

人間ドックは、自分の体をリスク管理する最大の機会だと言えるでしょう。生活習慣病健診を長年受診してきた経験から、リスク管理の目的を3点にまとめてみました。

1 弱点を知る

人間ドックには、さまざまな検査項目があります。検査結果のなかで、異常値を示していたり、医師の所見が書かれていたりする項目、これが自分の体のウイークポイント、言い換えればリスクの部分です。

血圧が高ければ高血圧、コレステロール値が高ければ高脂血症、血糖値が高ければ糖尿病、肝機能が悪ければ肝疾患など、数値は残酷なまでに現状をさらけ出してくれます。

検査結果を見てガッカリするのではなく、むしろ「ウイークポイントが分かった」と前向きに考えるべきです。数値の悪さを「言い訳」せず、率直に自分の体と向き合うことが大切だと思います。

 

ただし、その結果を鵜呑みにしてはいけません。

 

例えばコレステロール値のLDL(悪玉)と呼ばれるものは、かつては絶対下げなければならないと言われていましたが、現在は「他の数値との総合評価が必要」とされ、その見極めが大事だというのが主流となっています。

2 継続すること

人間ドック(健診)は、数年に1回程度の単発で受けてもあまり意味がありません。受けない人よりかはマシという程度。毎年継続して受診すべきだと考えています。

その理由は「数値を比較する」ことにあります。例えば、血糖値がやや高くなった人の場合、それが一時的なものか、糖尿病の前兆によるものかを判断するために比較が必要となるわけです。

年々数値が上昇するのであれば、適切な治療を受けねばなりません。一方でやや高い数値が何年も続くのなら、体質的な特徴ともとらえられます。こうしたことは、受診を継続して初めて分かるのです。

 

もうひとつ、継続の意味には「経過観察」ということもあります。

 

とくに消化管の内視鏡(胃カメラ、大腸カメラ)の場合、病変とまではいかなくても、何か所見があった場合は、1~3年後の再検査は不可欠です。そうなったら「内視鏡は定期的にやるもの」と腹をくくりましょう。

3 対策を取る

自分の体のウイークポイントが分かったらどうするか。弱点を放っておくのは当然危険ですので、対策を取らねばなりません。その対策とは、一つは治療、もう一つは生活改善でしょう。

治療は専門医の診察が必要となりますが、生活改善は自覚と目的を持ってやっていかねばなりません。例えば、メタボリックシンドロームでは、食事の改善と運動習慣を継続していくことが大事になってきます。

治療や生活改善の効果が分かるのは、次の人間ドックの機会となるわけで、だからこそ毎年受診していくことが大切なわけです。もっとも私の経験から、とくに生活改善の効果はなかなか現れませんが・・・

 

そんな生活改善の良きアドバイザーがいます。

 

健診後に行われる「保健指導」の専門職(看護師、保健師)です。保健指導では、目指すべき目標値を明確に設定してくれます。聞き流すのではなく、しっかりと相談しながら助言を受けましょう。

 

 

人間ドック(健診)はほぼ1日がかりになり、面倒と言えば面倒です。でも、1年のうちたった1日辛抱するだけ。

自分の体をメンテナンスするのだと考え、積極的に受診しましょう!

 

 

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