本日ニュースを見て驚きました。大相撲の幕内力士・北青鵬が部屋の力士への暴力行為によって引退勧告を受ける見通しとなったとの報道です。
Yahoo!ニュースでも一斉に報じられています。
期待の若手力士だっただけに、あまりにも残念過ぎます。
日本相撲協会からの公式発表がありませんので、詳細は分かりませんが、いずれにしても引退勧告を受けるということは、非常に重大なコンプライアンス違反をしたということになるわけです。
長身である北青鵬の規格外とも言えるような相撲は、見ていて面白かったことは確かですが、技術的な面では全く未熟でした。あまりにも隙だらけだし、素質だけで相撲を取っている感じにも見えました。
大関を長く務めた貴ノ浪も同じような長身かつスケールの大きい相撲を取っていましたが、貴ノ浪は相撲をよく知っていました。北青鵬も稽古を積めば、貴ノ浪のようになるかなと期待していたのですが・・・
素行の面だけで言えば、横綱でありながら廃業に追い込まれた双羽黒(北尾氏)のような感じになってしまいましたね。北尾氏はまがりなりにも横綱を張りましたが、北青鵬は本当に「未完の大器」で終わってしまいました。
ニュースを見ると、北青鵬のことよりも、師匠である元横綱白鵬の宮城野親方について大々的に報じているメディアも散見しました。なかには親方の現役時代に重ね合わそうとする記事もあったほど。
宮城野親方の監督不行き届きは当然であり、処分されても仕方ありません。ただ、この件をあまり白鵬自身の過去の行動と結びつけようとするのは、あまりにも悪意に満ちていると言わざるをえません。
いずれにしろ、朝から残念なニュースに振り回されていますよ
【23日追記】
日本相撲協会は、宮城野親方に2階級降格と減俸3カ月20%の処分を下す決定をしました。また、北青鵬は引退勧告相当の懲戒処分が妥当としたうえで、引退届を受理しました。
さらに宮城野部屋についても、3月場所は伊勢ケ浜一門から師匠代行を置き、場所後の4月には一門が宮城野部屋を預かりとすることも併せて発表されました。ただ、誰が代行になるのか・・・部屋持ちの師匠の兼務は難しそうですが
これらの処分は、きわめて厳しい内容と言えるでしょうが、北青鵬の暴力の内容が明らかになってみれば、やむを得ないかなとも思います。ただし、過去の暴力沙汰と比べるとやや処分が重いかなとの印象も正直あります。
相撲協会には、白鵬の現役時代のさまざまな問題に対する不信感が根強く残っているのでしょう。宮城野親方が協会に居続ける限り、相当襟を正さねば信頼を勝ち得ることはできなくなったと思います。
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