クイーンズ駅伝で積水化学が2年ぶり優勝 | ライター&挑戦者マイケルオズの気まぐれトーク

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全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)が行われ、優勝候補に挙げられていた積水化学が2年ぶりの優勝を果たしました。まずは日本一おめでとうございますニコニコ

振り返ると、積水化学の層の厚さがモノを言ったレース展開だったのではないでしょうか。一方で連覇を目指した資生堂は、選手のコンディションが揃わなかったのが影響したと思います。

 

1区では、資生堂の五島選手がいきなり飛び出して独走しました。この展開は昨年と全く同じでしたので、レースを見ていて資生堂が大きなアドバンテージを得たと思ったほどです。

 

資生堂に水をあけられたものの、上位をキープできた積水化学は2区の山本選手で2位に浮上し、3区の佐藤選手に好位置でたすきを渡しました。ただ、資生堂はエースの一山選手なので、追いつけるかなと思ったのですが・・・

 

一山選手は明らかに走りにキレがありませんでした。同じことは、上位でつないでいたダイハツの加世田選手、第一生命の鈴木優選手にも言えました。MGC後、わずか1カ月半でのレースはきつかったのでしょう。

 

3区で猛追してきたのは日本郵政の廣中選手でした。圧巻の走りでトップの佐藤選手に並びましたが、そのまま突き放すことができず、佐藤選手が粘りに粘って食い下がり、ラストスパートで廣中選手を逆に突き放したのです。

 

積水化学は佐藤選手の勢いを借り、4区で佐々木選手が快走をみせてリードを広げ、5区の大エース・新谷選手につなぎます。新谷選手はムリすることなく、それでも格の違いを見せつける走りで独走態勢を築きました。

 

5区では資生堂の高島選手が猛追を見せますが、トップとの差はあまりにも広がりすぎており、2位に浮上するのが精いっぱい。MGCに出た日本郵政の鈴木亜選手、故障上がりのダイハツの松田選手も伸びませんでした。

 

積水化学は6区アンカーの森選手も堅実な走りを見せ、堂々の優勝を果たしました。また、予選会にあたるプリンセス駅伝で優勝した岩谷産業が8位入賞を果たし、シード権(クイーンズ8)を勝ち取ったのは大健闘でした。

 

レースを見て率直に感じたことは、9月にMGCが行われたことによる影響の大きさでした。出場したほとんどの選手が精彩を欠く走りになってしまったのは残念で、とくに一山選手が昨年並みに走れたら優勝争いは違った展開になっていたでしょう。

 

ただ、MGCのファイナルチャレンジに向けて、粘りの走りを見せた佐藤選手のほか、コンディションが悪くてもしっかりまとめた加世田選手、松田選手、さらに好走を見せた前田穂選手(天満屋)らには、収穫の多いレースだったと思います。

 

最後に欲を言わせてもらうなら、新谷選手が追いかける展開でたすきを受けていれば、もっと面白かったかなウインク

 

 

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