駅伝の季節がいよいよやってきました。そのトップを切って、大学3大駅伝の一つ、出雲駅伝が行われました。結果は、駒澤大学が1区からトップに立ち、大会新記録での完全優勝を果たしました。
駒澤大学は昨年、3大駅伝制覇を達成し、今シーズンは2年連続の3大駅伝制覇を目指していました。距離が短い出雲駅伝は、他校にもワンチャンスがあると思っていましたが、終わってみれば圧勝でしたね。
何といっても、他校との差は選手層の厚さにあります。昨年は田澤選手という大エースがいましたが、今年はそこまでの絶対的な存在はいません。が、個々の選手レベルは確実に上がっていたのです。
出雲駅伝に向けてしっかりと主力選手をそろえたのも大きいですし、今回出場していない選手のなかにも実力者は残っています。おそらく、チーム内での競争もかなり激しいのだろうと推察されます。
全日本は8区間で100キロ以上となりますし、箱根は10区間200キロ以上を走破します。となれば、選手層の厚さが最大の武器になることは間違いありません。その意味でも駒澤が出雲を取ったのは大きい・・・
気が早いですが、正月の箱根駅伝をちょっと占ってみます。
駒澤大学の場合、昨年山登りを走った山川選手、山下りの伊藤選手がいますし、2区を走れそうなエース格では鈴木芽吹選手や佐藤圭太選手、そのうえで復路にも実力者を配置する厚みのある布陣が組めそうです。
対抗馬の國學院大学は伊地知選手、山本選手、平林選手のエース格3本柱こそ強力ですが、出雲駅伝でエース格をそろえながらトップ3に入れなかったのは計算違いだったのではないでしょうか。
むしろ面白いのは、出雲2位の創価大学、3位の城西大学です。両校とも2区には留学生を起用できますし、山登りでは創価大が東海大から編入した吉田選手、城西大には区間新を出した山本選手というスペシャリストを持ちます。
青山学院大学も持ち前の層の厚い布陣で巻き返しを図るでしょうし、山登りに若林選手が使えれば必ず上位に入ってきます。早稲田大学も実力者が揃っていますので、往路に関して言えば混戦になる可能性は十分ありますね。
そして今週末、14日には箱根駅伝予選会があります。
今回は100回記念大会ということで、出場校が3校増えます。つまり予選会では13校が本選出場権を獲得できるので、例年と比べると、やや門戸が広がったといえます。それでも、激しい争いになることは間違いありません。
関東学連選抜を組まないため、13校に入れなければ箱根駅伝を走れません。関東以外の大学も出場しますが、出雲駅伝を見ていても総合力の差はかなりありそうで、13校に食い込むのは厳しいでしょう。
さあ、どうなるでしょうか? 学生の皆さん、悔いのないよう頑張ってください
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