第28回全国都道府県対抗男子駅伝が広島で行われ、長野県チームが大会新記録で優勝を果たしました。まずは「おめでとうございます」とともに、長野県在住の者としては嬉しい限りです
優勝の立役者は、いずれも区間新を出した佐久長聖高校の3人ですが、中学生区間も健闘しましたし、3区では早稲田大学の伊藤選手(彼も佐久長聖OB)の粘りの走りも大きかったです。
佐久長聖の3人は圧巻の一言に尽きます。1区で永原選手が区間記録更新の2位、4区は山口選手が区間新でトップに立ちました。5区の吉岡選手は言うまでもなく高校現役世代ナンバー1。その選手が先頭を走れたわけです。
吉岡選手は、高校駅伝の時のような切れ味は無かったように思えましたが、さすがに最後はしっかりとまとめてきて、堂々の区間新記録で2位に大差をつけ、ここで勝負を決定づけてくれました
アンカーは、立教大学駅伝監督の上野裕一郎選手。佐久長聖高校時代から世代トップランナーとして活躍し、この大会では3度もゴールテープを切り、長野県民としては最も頼りになるランナーです。
第一線で走っていないのでどうかと思いましたが、アドバンテージもあってか終始安定したペースで走り切りました。ゴール前では、いつもおなじみの派手なパフォーマンスを見せながら、4度目のゴールテープを切ってくれました
今回の長野県チームは、チーム内に監督が2人いたようなもので、とくに中高校生たちが、同じランナーであり、指導者でもある上野選手から学んだことは多かったと思います。まさに、この駅伝の趣旨に沿ったチーム編成でした。
上野選手は、チームメンバーから胴上げをされていました。選手としては、おそらく最後の胴上げになるでしょう。次の目標は、大学駅伝で立教大の選手たちに、監督として胴上げしてもらうことですね
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