萩原健太郎
「僕と、社長のルールは違うんです。
社長は以前、成功するためには何かを捨てなければならない。
そうおっしゃいましたよね?
捨てなければならないものってなんですか?
家族や異性に対する愛ですか?人間としての優しさですか?
それとも正直に生きるということですか?
だったら、僕は捨てたくない
僕は、お金もほしいし、成功もしたい。
だけど、その代わりに何かを捨てるなんてできません。
」
氷室
「私も最初はそう思ってた。だがな、現実はそうはいかんのだ。
お前にも、いづれそれがわかる。
いや、既にお前も、何かを失ってるはずだ。」
萩原
「そうかもしれません。
僕も・・・何かを失ったのかもしれません。
でも、目が冷めたんです。
僕はあなたに憧れてた・・・あなたみたいになりたいと、そう思ってました。
でも、わかったんです。
僕は、あなたじゃない。
僕は、僕は、萩原健太郎なんです。」