都内に買った狭小、変形、傾斜の三拍子そろった悪条件の土地に、工藤建設の注文住宅を建てたブログです

 

引っ越して1年経ちましたので、実際に住んでみて気づいたことを記事にしてみようという企画。 

最近かなり忙しかったために記事の更新が滞っていましたが、引き続きマイペースで書き進めますのでお付き合いいただけると嬉しいです。

 

さて5回目はリビングです。

ちなみに我が家は玄関が地階という扱いのため、階段を上がって入るリビングルームは1階になります。

 

 

リビングルーム 全景

 

 

リビングルームは、傾斜地に建つ我が家では比較的眺めの良い東側に配置しています。南側に近接して隣家が建っている狭小地のため南面の窓は小さくなり、北側にバルコニーに面する掃き出し窓を設置しています。

 

南側がほぼ壁という構造ゆえ陽当たりが心配でしたが、日中はそんなに暗さを感じることはありません。方角にこだわるより、その土地の条件に合った窓の配置が大事なのだと実感しました(ちなみに隣家の影を受けない2階の寝室は、南の窓が一番明るいです)。

 

 

リビングルームに置いた家具はソファとローテーブル、そして壁面収納だけです。7畳のリビングは窮屈というほどではありませんが、家具の選択にあたってはサイズを計算する必要があり、このbloccoのソファはオーダーで本来のサイズより少し小さめに作ってもらっています。

 

 

リビング前のバルコニー

 

 

 

リビングルームにはバルコニーをつけました。・・・が、ソファを掃き出し窓側に配置したこともあり、ほとんどバルコニーに出入りすることはありません。植木鉢で植物を育てるのにすこし活用したくらいです。

 

意義があったこととしては、引っ越しの時の荷物の搬入に使った、高い腰壁を設けたことで周辺の家からリビングルームをのぞかれにくくなった、とかでしょうか?

 

本当はここにウッドデッキを作ってリビングと一続きにしたかったのですが、ゴミが入り込むと掃除が大変になるからと妻の反対にあい、さらに屋上の方が広く開放感があり勝手もいいので、おそらくこのスペースはこのまま放置されるのだと思います・・・。

 

(教訓:部屋干し派はバルコニーを使わない)

 

 

壁面収納

 

(写真だとiPhoneのレンズの仕様でテレビが小さく写っていますが、55インチとこの部屋にしては大きいと思います)

 

南側には壁面収納を設置しています。南面なので窓を作りたかったのですが、壁量が足りなかったため収納にせざるを得ませんでした。それなら、とデザインした造作の収納を作る提案をしたのですが、家具工事は大工工事と別なので100万円くらいの予算が必要と言われ、これも速攻断念しました。

 

しかし、注文住宅なら既製品の家具のサイズに合わせて部屋の構造を決められるため、隙間のない壁一面の収納を低予算で作れることに気づきました。

 

ということで、前のマンションで使っていた壁面収納をそのまま流用し、家具のサイズに合わせてこの部分の天井を折り下げました。折り下げてできたスペースに間接照明を作りましたが、この作戦はうまくいったように思います。

 

例:南海プライウッド アートランバーリフ

 

 
こういう収納に合わせて壁をつくれば、ピッタリのサイズの造作家具っぽく見えますよね?
 
部屋のサイズに合わせて家具を選ぶ、ではなく
家具に合わせて部屋を作る、ということです。

 

 

あともう一つ住み始めて思ったのは、リビングの収納には棚だけではなくコートなどを一時的にかけておけるクローゼットがあるとなおよかったなと思います(これはリビングでなく玄関でもいいのかもしれませんが)。

 

 

リビングの照明

 

 

リビングの照明は、一般的なダウンライトと、先ほど書いた折り下げ天井に作った間接照明の2つです。

 

完全な自己満足ですが、間接照明は普通のシーリングライトより雰囲気がいいな、とニタついてます。

 

間接照明だけだと手元が明るくなりにくいのでは?と心配していたのですが、7畳くらいの広さであれば間接照明だけでも十分明るいです。いっそダウンライトはなしにして天井をすっきりさせてもよかったかなとも思います。

 

 

天井カセットエアコン

 

 

壁面がスッキリする、エアコンの置き場に悩まずにすむなどメリットの多い天カセエアコンです。一番のマイナスポイントはその値段で、工事費込みで30万以上しました。普通のエアコンの倍しました。

 

本当はこのエアコンが夏場大活躍してくれるはずだったのですが、補助金申請のためにもう一つ別に省エネ型エアコンを付けなければならず、しかもそっちの高効率小型エアコン1台で十分涼しくなったため、せっかくの天カセはほぼ出番がありませんでした・・・

 

 

 

ゼロエミとこどもみらい、補助金2つとも取れなかった(100数十万円分)のは、たぶん一生言い続けると思います・・・。

 

 

床暖房

 

高断熱住宅にお住まいの方はあまり気にされないオプションかもしれませんが、つけてよかったと思うのがリビングの床暖房。

 

床に寝転がって暖かさを満喫できるのはシアワセです。

なんなら冬場はソファに寝転ぶより床に転がっている方が快適なんじゃないか?と思わせるくらいです。

 

光熱費を考えると、エアコンの方が効率がいいとわかってはいるのですが、この快適さには勝てず、我が家は冬場はエアコンをほとんど使わずに過ごしました・・・。

 

 

実際に住んで1年が経ちましたが、リビングルームにはさほどの不満はなく、快適にできたように思います。いかがでしょうか、参考になるところはありましたか?

 

 

たまにしか記事を書かないくせに、書き始めたら長々と書き続けるのはよくないですね・・・