都内に買った狭小、変形、傾斜の三拍子そろった悪条件の土地に、工藤建設の注文住宅を建てるブログです
以前の記事で「東京ゼロエミ住宅導入促進事業 助成金」を受け取るつもりでプランを計画していることを書いていました。
東京ゼロエミは、住宅自体の基準(壁や屋根、窓やドアの熱貫流率、給湯器の性能など)が決められているのはもちろんのこと、そのほかにも水道の蛇口など事細かな基準が決められていて、これがなかなか面倒だということを書いていました。
今回、もう一つ引っかかったのが、エアコンです。
東京都のサイトには
「リビングなど主たる居室に必ず高効率のエアコンを設置すること」とあります。
「リビングなど主たる居室」
「など」???
主たる居室ということで、2階の寝室にエアコンつければいいんじゃね?と軽い考えで、工藤建設の担当さんと機種の選定など進めていたのですが・・・
先日。
担当さんから
「ゼロエミのエアコンですが、やっぱりリビングじゃないとダメみたいです」
もうーなんだよーーー!!
「など」ってなんだよ、「など」ってさ。
はじめからリビングにつけろって書いといてよー東京都さんー!
いちおう、我が家はLDKをまとめているので、LDKのどこかについていればOKとのことでした(ダイニングでもいいってことが「など」の意味なのか・・・)。
その結果、困ったことになりました。
もともと、リビングをすっきりさせたいと思い、少し予算を上積みして天井カセットエアコンを導入する予定でした。
こんな感じに、天井に埋め込まれたタイプのやつです。
壁掛けのエアコンと比べて、すっきりしているでしょ?
しかし、なんと
天カセのエアコンにはゼロエミの省エネ基準を満たす機種がない
のです。
予算の都合ではなく、そもそもそんなエアコンが存在しないのです!
ちなみに、ゼロエミの基準を満たすエアコンは「省エネラベル4★または5★」で、これは省エネ基準達成率 114%以上 を意味します。
そんなエアコン山ほどあるだろ・・・と思っていましたが・・・
カタログを見ていただくとお分かりいただけると思うのですが、実はこの基準を満たすエアコンはかなり限られていて、例えばダイキンではR(RX)、A(AX)、D(DX)シリーズなど限られたタイプしか適合しません。カッコいい見た目で人気のリソラなどは全滅です。そして天カセは1種類として基準を満たしません。
今のところ、キッチン側にもう一つ高性能のエアコンを取り付ける方針で調整中です。追加でエアコンを取り付けるのにかかる費用よりもらえる補助金の額が高いので、これでも損はしません。
しかし・・・
たぶん天カセ1台でまかなえるくらいのLDKに、(低出力のものとしても)もう1台エアコンを買うのは、ちょっともったいない気がするんです。
・・・え?もしかして
「それなら天カセやめて高性能エアコン1台にしたら?」
って思いました?
僕もそう思いました・・・。
ただ、高性能かつ高出力のエアコンって天カセ並みに高いんですよね。お金のことだけでなく、やっぱりエアコンのデザインは自己主張が強いじゃないですか。仮にLDKに壁付けの高性能エアコンを付けるとしたら、すっきり見せる(いや、エアコン自体見せずに済む?)方法を考えてみたいな、と思っています。