こういうブログを読む人の中にはこう思う人もいるかもしれない。

なぜ覚醒剤を使っていないのに覚醒剤の話しをし続けているのか…。



それには理由がある。



俺は過去何度も覚醒剤をやめようとしてきた。

その都度やめることができず、自分の人生を棒に振ってきた。


だが、未来は自分次第だ。変えられる。


今はそう思えるが、当時の俺は未来を描くことも、ましてや明日を想像することすらできなかった。

それほどまでに覚醒剤にのめり込み、ハマり、抜け出せなくなっていた。

覚醒剤をやめることを想像することすらできなかった。


だが、ある日俺はあまりに自分が狂いすぎていることに気づいた。

このままじゃダメだ。

初めて覚醒剤に狂っている自分自身に気づき、変えようとした時だった。


ひどい幻聴、幻覚、妄想の中

俺はひたすらシャブを抜き、もう一度真面目にシノギに取り組もうと誓った。


迷惑をかけた人らに顔を出し、新たな道を模索した。


だが、覚醒剤というものはそんなに生易しいものじゃなかった。

消えない幻聴、うずく欲求に耐えながら、ひたすらどうすればいいか問いかけた。


当時は覚醒剤の依存から専門的に治療する施設などなかった。


あるのはダルクか刑務所。


どちらも俺には足を踏み入れたくない場所だった。

俺がこうなっているのは自業自得。

それはわかっている。
シャブから抜け出そうとする時に頼る場所はなかった。


病院もシャブの依存は病気として扱わない。

俺はどうすることもできなかった。


その時の俺に必要なものは何だったのか…。


当時、俺の姿を見てシャブにのめり込み、ハマりその経験を伝えてくれる人がいれば


お前シャブをこのままやり続けるとこうなるんだぞと

シャブ中の行く末は、末路はこうなんだぞと


自分の経験を元に語ってくれる人がいれば止めるきっかけになったかもしれない。


少なくとも俺は自分自身で経験して覚醒剤の深い闇を見た。


それは誰しもが見るものではないと思う。


驚きの連続だった。

それが覚醒剤の世界だ。


そうやって伝える人がいる、相談する場所がある。

その上で、本人にその意思があれば専門の治療にかかる。


簡単なものではない。


だが俺は一人でもがき、実体験で経験するしかなかった。


そう自業自得。


ただ俺はその当時、自分にとってどういうものが必要だったのか知っている。

そういったものに頼らずシャブに関わり続けるとどうなるか知っている。



だからまず自分の経験をできるだけ細かく伝えようと思っている。

覚醒剤依存者の末路を伝えていこうと思う。


お前らこのままだとこういう道を歩むんだぞと。

こうなるんだぞと…



まだ俺も変わる途中だ。

ただのシャブの末路を辿って終わる人生にする気はない。


今はまだそこまで狂っていなくてやめたいと思っている人がいるのなら、とりあえずブログに目を通してほしい。


そこにはあなたが通るかもしれない覚醒剤依存者の末路が書かれている。


普通に仕事をして生活してきた人が何かのきっかけでシャブにハマり、運悪くいく所までいっちゃう人間がいるかもしれない。

そんな普通の人生を歩んできた人が見る世界ではない。


まだ間に合う。


俺は伝え続ける。