チビを偲んで(後編) | 6匹の保護猫と暮らす【猫にゃん日記】

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6匹の元保護猫の愛猫と
2022年7月に天国に旅立ったチビ君&
飼い主の日常を綴っていきます。
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愛猫たちの可愛い写真に癒されてくださいね♪

7月31日に投稿させていただきました「チビを偲んで」の後編です。

 

 

後編は、娘が中学生になって以降の、

チビ君が娘の心の支えになってくれた感謝の気持ちを

娘が書きましたので、

温かく見守っていただければと思います。

 

精神障害に対しての、誹謗中傷のコメントはお控えください。

前回も記載しましたが、以前は娘もブログをしていました。

精神障害に対しての誹謗中傷でブログをやめています。

普通の人には何ともないことでも、

とても言葉に敏感ですので、ご理解下さい。

 

 

サロンの宣伝兼ピグ兼プライベートブログをしていた

2009年~2017年の記事は、

猫ブログにリニューアルした時に消去しましたが、

画像フォルダにチビ君の写真が残っていたので、

今回もその中から写真も載せています。

ぜひご覧ください。

 

よろしくお願いいたします<m(__)m>

 

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中学生になり、少し状況は変わりました。

小学校が一緒だった数名からは

嫌な事を言われたりもしましたが、

仲の良い友達も出来て、楽しく過ごしていました。

 

この頃は、やっと楽しい学校生活が戻ってきた喜びから、

チビに構ってあげる時間が減ったように思います。

 

 

それでもチビは変わらず傍に居てくれたので、

宿題をしながらその日の出来事を話していました。

 

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ですが、楽しい日々は長くは続きませんでした。

 

仲の良い友達の1人が、

私の陰口を言っているのを聞いてしまったのです。

それでも、小学生の頃みたいに無視されるよりは良いと思い、

無理をして笑顔を作り仲良くし続けました。

 

それからは、家に帰ったらチビに愚痴を言う毎日でした。

 

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精神は不安定で、自傷行為や自殺願望もありました。

 

自傷行為で自分から流れてくる血を見ると落ち着き、

自殺願望はチビを思うと落ち着きました。

 

正直、チビが居なければ私は自殺していたかもしれません。

 

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中学2年生になり、1年生の時に仲良くしていた友達は皆、

離れたクラスになってしまいました。

 

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同じクラスに新しく友達を作ろうと頑張ったのですが、

隣のクラスと合同で行う最初の体育で、

私が一緒にしようと誘った人達を

隣のクラスの人達も誘って、

私が居るなら仲良くしないような事を言われ、

結局同じクラスの誘っていた人達だけで

隣のクラスの友達と一緒にしていました。

 

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あの時の孤独感は、

小学生の頃に無視されていた時と似ていました。

 

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それから段々と学校に行くのが辛くなり、

先生に相談して母も一緒に面談をしました。

 

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その後、

3年生になったら1年生の時に仲良くしていた友達と

同じクラスにしてくれるとの事で、

2年生の間だけフリースクールに通う事になりました。

 

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フリースクールでは、

皆と仲良く出来て凄く楽しかったです。

 

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3年生になり、約束通り学校へ戻ったのですが、

先生が同じクラスにしてくれたのが陰口を言っていた友達で、

結局上手くいかず、

フリースクールに通い続ける事になりました。

 

この頃もチビは変わらず傍に寄り添って、

見守ってくれていました。

 

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小・中で一緒だった人達と離れる為に、

昼夜一貫の高校を受験し、無事入学しました。

 

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高校では、イジメられないよう

周りに合わせるのに必死でしたが、

友達も出来て凄く楽しく過ごしていました。

 

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ですが、段々と人間関係が上手くいかなくなり、

結局休学する事にしました。

 

休学中は、母の紹介でエステのお店で働いていました。

 

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学年が変わるタイミングで学校へ戻る気でいたのですが、

結局戻りにくくなり中退を選びました。

 

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退学してからもエステのお店で働いていたのですが、

ある夜突然暴れて以降、1人で外に出れなくなってしまい、

引きこもり生活が始まりました。

 

これを期に、

私とチビは更にベッタリになったように思います。

 

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当時の引きこもり生活は、

今に比べてかなり酷かったように思います。

 

薬を沢山飲んでいた事もあり、

13時間くらい寝ていたのですが、

起きていても何もやる気になれず…

 

チビにもあまり構ってあげる事なく、

一緒にゴロゴロしていました。

 

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夜中には死なせてと暴れたり、

フラッシュバックしてランドセル等を探したりしては、

救急車で運ばれていたようなのですが、

暴れたりフラッシュバックしている時の記憶があまりなく、

母から聞いた話になります。

 

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私が暴れたりフラッシュバックしている時、

チビは怯えながらも私を慰めようと、

近くに寄り添ってくれていたみたいです。

 

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一度、救急隊員の方に

「こんな事で呼ばれたら困る」と言われた事があり、

深く傷付いたのは覚えています。

 

その時も、チビが寄り添ってくれました。

 

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チビは、私の心や身体の痛みを感じ取ってくれて、

泣いていなくても辛い時は傍に寄り添ってくれたり、

身体が痛い時は不思議とその場所を温めるかのように、

上に乗ってまったりしてくれていました。

 

 

毎晩、一緒に寝てくれたのも救いでした。

 

本当に優しく気遣い上手なチビでしたが、

猫なのに虫が苦手という一面もありました。

 

部屋に大きな蜘蛛やゴキブリが出た時には、

虫が大嫌いな私よりも早く、

スライディングしながら逃げていました。

 

普段おっとりなのが嘘みたいに素早かったです。

 

 

そして今から1・2年くらい前、

チビが夜鳴きと徘徊を始めました。

 

歯も気になるのか、

ガシガシと鳴らすようになりました。



 

その時には、私の病状も変わっていて、

暴れたりフラッシュバックしたりはなくなっていました。

 

薬も飲むと吐き気がするようになってしまったので、

基本的には寝る前の1錠だけです。

 

寝る時間も8時間くらいで、

起きている時は趣味に没頭出来るようになっていました。

 

 

自分の病状が良くなって数年経っていたのもあって、

チビへの恩が足りていなかったと今では後悔しています。

 

チビが大きな声で鳴くので、

寝不足になってイライラしてしまい…

キツくあたってしまいました。

 

 

チビには感謝してもしきれない程に大きな恩があったのに、

本当に申し訳ない事をしたと反省しています。

 

チビが虹の橋を渡る1週間くらい前、

足を引きずりご飯が食べられなくなりました。

 

その3日くらい後に癲癇を起こした時は覚悟を決めました。

 

 

ですが、次の日には普通に歩いて

1階と2階を行ったり来たりしていました。

 

あまりにも急だったので、奇跡が起きたと喜んで、

一緒に昼寝をしました。

 

この時は、また一緒に寝れる日々が続くと思っていたので、

もう二度と一緒に寝れないかもと噛み締めて

添い寝をすれば良かったと思っています。

 

 

それから3日くらい昏睡状態が続き、

その時チビに触れると

「死ぬのは怖い」や「寂しい」に近い感情が伝わってきました。

 

そして、2022年7月15日に虹の橋を渡りました。

 

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「チビが居なくなったら生きていけない」

「猫又になっても生きてて」とよくチビに言っていました。

 

7月4日に保護猫の子猫、なぎさを家族に迎え、

今まで母任せだった猫のお世話をするようになったのを見て、

チビも安心したのかもしれません。

 

私のわがままを聞いてくれて、

本当によく頑張ってくれました。

 

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21歳、人間だと100歳を超えていました。

 

翌日の夕方に出張訪問個別火葬をしてもらい、

遺骨は自宅安置しました。

 

病院ではわからない事が多いらしいですが、

癌など悪い所が身体中にあったみたいです。

 

骨を見た感じだと長期間ではなさそうとの事でしたが、

1・2年くらいは病と戦いながら頑張って生きてくれたのかなと

感謝しかありません。

 

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もう二度とチビの温もりを感じられないのは寂しいですが、

チビはいつもと変わらない日常を望んでいる気がするので、

しばらくは涙が出ちゃいそうですが、

なるべく普段通りに家族皆で仲良く過ごしたいと思います。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。