私はサッカー雑誌といえば「サッカーダイジェスト」を毎週購読しているのですが
今週は「クラブユース主義」という特集のタイトルに惹かれサッカーマガジン(NO.1247)も購入。

ユース世代に特化して記事を多く書いていることもあって、個人的に非常に興味深い内容。

その中でも、Jリーグ技術委員長で"JUMP" 構成メンバーでもある上野山氏 の「私のユース論」と言う記事が最も興味を惹かれました。

ここではJクラブ(アカデミー)の育成の方向性について言及しており、さらにJクラブ(アカデミー)の指導者に関して苦言を呈しています。

以下本文より抜粋。

「若いコーチたちは、何かというと『ポゼッション』ですよ。クラブでの1週間のメニューを聞いたら、ポゼッションが主流で、それも大切なことなんですけど、ゴールを目指す練習がないんです。何のためにプレーしているのか、ゴールを目指さないポゼッションなんて無意味だと僕は思います。それではストライカーも、それを阻止するディフェンダーも育ちません。高校の先生たちは、特に重鎮の方たちは、やっていることがシンプルで、必ずゴールを目指しています。マニュアルは参考にしても自分のやり方は変えない。そこは、まだまだ指導者の差を感じます。」

と、指導者の「マニュアル化」に危機感を募らせているようです。


10数年前、指導者ライセンス制度が体系化されて以来、日本サッカー協会はマニュアル化された指導体系の下、多くの指導者の普及に努めてきました。
その結果、10年前では考えられないくらい多くの「ライセンス保持者」が指導の現場を席巻しています。

しかし、この「マニュアル」が逆に今のJクラブ育成の閉塞感を生んでいる一つの要因ではないかと感じています。

「育成のプロ」による育成者の育成が今後どのような変化を生んでいくのか、その変化に期待していきたいと思います。


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