2020年、
新年あけましておめでとうございます。
夫が、
「のんたん、初富士焼けだよ」
と声をかけてくれた。
くっきりキレイ。
今日は一歩も外を出なかったなぁ。
朝は夫の作ってくれた
おしるこを食べて、
お昼は夫の作ってくれた
カレーを食べて、
もうお腹がいっぱい。
この年末年始は
夫の仕事だったり、
家族の体調不良だったりが重なって、
結婚10年間で初めて
実家に帰ることもなく
二人だけで過ごしてる。
去年まで、
私は何かを掴みたくて、
必死だったように思う。
一昨年の元旦に
授かった命を産むことができなかった
ショックから、
早く立ち直らないといけないと、
どこか、
夫に頼ってしまう自分ではいけないと
思っていたような気がする。
夫は、そんな私に何も聞かずに
ただただ、
好きなようにさせてくれて、
必要なときに隣にいてくれて、
必要なときに話を聞いてくれた。
振り返ってみて、
結局私は、夫に頼りっぱなしだった。
年末ふと、夫に聞いてみた。
私「夫は私に不満はないの?」
夫「無いよ」
私「私、家にいないし、
普通の人が簡単にできることが
できないし、
話はよく噛み合わないじゃん?」
夫「そうだねぇ」
私「それは不満じゃないの?」
夫「別に」
私「例えばさ、もう少し気が利いて、
話が噛み合って、
家で待っててくれる人が良いなって
思うことはないの?
そういう人に心動かされることはないの?」
夫「うーん。
まぁ、人は弱いものだからね。
心が動いたり、変わったり、
そういうことはあるんだろうね」
私「うん」
夫「そういうことを考えていたから、
僕は、自分は絶対
結婚できないって思ってたんだよ」
私「…ああ」
夫は付き合う前、言っていた。
結婚のメリットがわからない。
自分は絶対結婚しない。
好きはわかるけど、愛してるはわからない。
私「じゃあ…どうして結婚したの?」
夫「それはしょうがないよね。
運命感じちゃったんだもん」
私「…でぃすてにー、か」
夫「デスティニー、な」
去年まで、
私は何かを掴みたくて、
必死だったように思う。
行動してみて、
私は自分が、
自分が思ってた以上に
色んな人から色んな風に、
良くも悪くも、
強い感情を持たれやすいことに気づいた。
そうして、
慣れないエネルギーのやり取りの中で、
私の心はずっと悲鳴をあげてた。
まだまだ色んなことを我慢しすぎてた。
強いフリは、もう良いんじゃないか。
自分を見くびらなくても良いんじゃないか。
夫ひとりの価値観を覆すほどの
自分のパワーを
信じても良いんじゃないか。
今でも、
ちょっとしたきっかけで、
子どもの頃の感覚に一気に引っ張られることがある。
相手の感情に飲み込まれる。
思考がすべて防衛に回る。
無価値感に心ががんじからめになる。
その、自分の弱さと、
本質から目を逸らしても何も変わらないことを、
去年は特に思い知らされた。
自分の恐怖で目がくらんで、
大切なものを見過ごさないように、
必要なものを受け取る勇気を
嫌なことを拒否する勇気を
自分の感覚を信じて寄り添う勇気を
発揮できる自分になりたい。
今年もよろしくお願いいたします。