ダヴィッド 「サビニの女たちの仲裁」 フランス絵画11 ルーブル美術館 | 山 スキー 旅行 巡礼 ルネッサンス絵画 Mountain Ski Travel Pilgrim Renaissance

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ルーブル美術館で目に留まったフランス絵画を年代順に紹介させていただきます。

今回は18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍した、新古典主義を代表するフランスの画家、

 

ジャック=ルイ・ダヴィッドです。


ダヴィッドは「ナポレオンの戴冠式」で有名です。


ダヴィッドはナポレオンの失脚後に失脚、ブリュッセルへ亡命しそこで亡くなりました。


私のお気に入りは、「ホラティウス兄弟の誓い」と、「サビニの女たちの仲裁」です。


この2作はいずれも古代ローマの故事をモティーフとしています。

 

 

 

ダヴィッド 「ホラティウス兄弟の誓い」
 

 

 

 

 

 


この絵に描かれているのは、古代ローマのホラティウス三兄弟です。

 

兄弟は、ローマと他の都市間の紛争を解決するために、アルバ・ロンガのクリアトゥス兄弟と

 

決闘しました。

 

フランス革命が迫る中、一族や宗教への忠節よりも、国への忠誠が求められていました。

 

「ホラティウス兄弟の誓い」は当時を象徴する一作です。絵の中で、左側の三兄弟は戦いに

 

向けて、連帯とローマへの忠誠を示しています。中央の父はそれを、全面的に支援しています。






ダヴィッド 「ホラティウス兄弟の誓い」の泣いている3人の女性

 

 

右はホラティウス家の女性で、クリアトゥス家の婚約者と自身の兄との両方の

 

ために泣いています。

 

中央はクリアトゥス家から嫁いできた女性で、ホラティウス家の夫と自身の兄の

 

ために泣いています。

 

左の2人の子供は、ホラティウス家の夫とクリアトゥス家の妻(中央)の間に

 

生まれた子で、左は乳母です。

 

 

 

 

 

ダヴィッド 「サビニの女たちの仲裁」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サビニの女たちの仲裁」の仲裁しようとする女

 

 

ローマ人ロームルスの妻でサビニ王ティトゥス・タティウスの娘であるヘルシリアが、夫と父の

 

間に割って入り、彼女の赤ん坊をそこに置いた場面を描いています。

 

 

 

 

 

「サビニの女たちの仲裁」のサビニ人

 


サビニの王ティトゥス・タティウスです。
 

 

 

 

 

「サビニの女たちの仲裁」のローマ人

 

 

ローマ人ロームルスで、サビニ王ティトゥス・タティウスの娘であるヘルシリアの夫です。

 

 

 

 

 

ダヴィッド 「自画像」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダヴィッド 「ナポレオンの戴冠式」

 

 

「ナポレオンの戴冠式」はルーブル美術館 ダヴィド「ナポレオンの戴冠式」(7月28日)にUPしました。

 

 

 

これまでご紹介したフランス絵画はリシュリュー翼とシュリー翼2階にありましたが、ダヴィッドの

 

作品はドゥノン翼1階にありました。

 

ダヴィッドの「自画像」は、「ナポレオンの戴冠式」に向かい合って展示してありました。

 

 

 

ダヴィッドの「自画像」の説明を受けている中国人観光客

 

背後は「ナポレオンの戴冠式」、その右は「サビニの女たちの仲裁」