”自認の性”って、本当は”他認の性”ではないのかなぁ・・・ | わたしの夢はどこに・・・

わたしの夢はどこに・・・

私ってなに?本当にGIDなんだろうか?まだまだ彷徨っています。
その中で多くの方のブログを見させていただいて、いろいろなことを教えていただきました。
このブログは自らの心の整理と、一つの事例として他の方の参考になったらお返しになるかな
と思って開きました。

性同一性障害:GID(Gender Identity Disorder)や

  性別違和:GD(Gender Dysphoria)は

  身体の(生物学的な)性:Sex

  心の(心理学的な)性:Gender

  の乖離というかズレが生じている状態と言われています

この心の性Gender は、現在では

  社会的な性としての性役割:Gender Role

  心理的な性としての性自認:Gender Identity に分けるそうです

 

この性自認:Gender Identity なのですが

  通常は”自分が認識する性”と言われますが

  多くの人にとって本当にそうなのかなぁ???

以前いわれていたGID中核群の人なら、自認の性でもよいのかもしれません

  でも、わたしもそうだったのですが、それだけではモヤモヤが消えなかった

  GID周辺群、いまでは拡張されて性別違和の人にとっては

  自分がどうだと思うより、周りの人にどうだと見てほしい

  ということが主題になってきているのではないでしょうか

  最終的には、中核群の人も同じでしょうし・・・

 

例えば、絶海の孤島の無人島に一人だけいるとしたら

  自分の想いのままの性を唱えていればいいはず!

  生理が来ても、それが男

  胸が大きくなっても、それが男

  穴が開いていても、それが男

  夢精しても、それが女

  胸のないのが、それが女

  股間にぶら下がるものがあるのが、女

でも大抵の場合、孤島の一人はそれは違うと思う

  その違いを突き付けるのは、それまでに得た知識、社会から押し付けられた枠組み

  その身に着けてしまった男女識別情報にからめとられています

 

そうした時

  何がどうあっても、自分の想う他の性には変われないことを

  自分自身が一番知ることになります

だってわたしはどうあっても、子供は産めないし、生理は来ないのです

  でもそれは諦めてもいいかな(^O^;)

  そしてちんちんはついていてもいいかな?

  いやいや、それは絶対だめ!

  それを見るのもいや!

  いやいや、見ることにはそれほど嫌悪感はないけれど

  誰にも迷惑、いやな思いをさせないように、大きな温泉には入りたいな

  ブラがズレなければ、胸は小さくてもいいか(^O^;)

  いやいや、それは少なくともCカップは欲しいなぁ~

  顔は、深キョン、麻衣、それとも菜々緒さん??

  いやいや、そんな贅沢は言いません

  女性としてみてくれれば、それだけで十分(^O^)

要は自分で受容した識別要素のレベルに達し

  本当はこれだけで自認になるのだけれども

  他の人から(自分の)想っている(レベルに達している)性だと思ってもらえている

  他(者)認(知)の性になりたいと思っているのだと思います

 

他者の目、社会の枠組みを気にしないで、まったく無視できるのであれば

  本当に自認の性だけで生きていけるのです

でも実際には

  社会の枠組み、世の知識にまみれた自分の中に居る他者も含めて

  他者に自分の想う性別の人として認識してもらわなくてはならないのです

 

そうした時、今の日本で想いの性に戸籍を直したいなら

  特例法に従った条件を整えるしかないのですが

  そうではなくて、公衆浴場以外で

  自分の想いの性で生きるだけなら

  他者が自分のことを、自分が思われたい性だと思ってくれればいいのだと思います

  その時に顔は深キョンでなくてはダメ?胸は?ちんちんは?生理は?

  ふつう他者は、人の生理を気にしないし、わからない

  ちんちんもわからないけれど、自分自身が許せない、とか許せるとか・・・

他者にどこまでをどう思ってもらいたいか、という自己定義

  この定義が人によって、いろいろなのだろうと思いますが・・・

 

そういう過程を通して自己定義するのがGID/GDなのだから

  自分は性同一性障害だと自称することこそ

  性同一性障害の根幹的な特徴だと言えるかもしれないのである

  とも言われる先生もいらっしゃいます

  そのあたりの謂れについては、リブログした元記事を参照してみてください

この記事は、「GIDについて考える資料」とともに

  記事を書いてから随分と経っているのに、今でもアクセス数上位にまっている記事です