今回はわたしたちにとって(特に移行時に)大きな問題となる
おトイレの利用についての考察です
過去にも何人かの”何も生み出さない正義漢ぶった教条主義者”が
したり顔で「想いの性」(いずみさんは「脳の性別」と言っています)でのトイレ使用について
”弾劾することに”喜びを感じて指摘してくる人たちがいます
それに対して多くのトランス移行過程者はトラブルになることを
そして最悪には司法のやっかいになることを恐れて躊躇しています
これに対していずみさんは明快にそのことに対する考え方を提示してくれています
もちろん考え方は一つではありませんが
一つの筋の通った考え方だと思うし、この考え方自体を当事者は新に理解すれば
トラブルになることを恐れずに、問題になっても解決していけると思います
逆に言うと解決できるまでに自分の中で消化しなければいけないのだと思います
ただこのことには(いずみさんも教科書の中で述べていますが)
「本当の性別での生活が出来ている」ことが前提になります
実際問題としては、このことが大きな問題になることは厳然たる事実としてあります
容姿的には恵まれたとは言えないわたしも、実際に当たり前になるにはそれなりの期間を要しました
というのは何をどう言っても評価するのは自分ではなく他人であり
自分でどんなに宣言しても、それを他の人が少なくともスルーしてくれなければ
本当の性別での生活は出来ません
でも現実の生活ではいちいちそれを聞きながらの生活などは出来ません
わたしはその指標を第三者評価であるコンビニチェックの統計的解析結果に求め
結果に後押しされて”このわたしの容姿でも”女性性での生活を送っています
想いの性で生きて行くことが出来るように・・・・このためには如何に働くかという別問題がありますが
このいずみさんの考え方に触れ各自の考え方の整理を一度されるのも
これからの生き方にとっても、大きく影響される部分もあるのではないかなと思います