噂には聴いていたが、正直この映画ナメていた。結論からいえば、最高なり。役者がことごとく好きな人ばかりである。たまりません。

「三丁目の夕日」は漫画で相当読み込んでいる。ま、とはいえ、読んだのは小学生から中学生にかけてである。原作への思い入れが強いぶん、映画に関していうと拒否反応があった。

漫画からドラマや映画に起こすのはなかなかリスクがある。作品がすばらしくても、スタッフがすばらしくても、大人の事情で台なしになることが多い。

最近でいえば、大ヒット作品ですら、続編になると大人の事情というか、電◯の事情というか、芸能事務所の都合というか、腹がたつ仕上がりになってしまったものが多い。もうなんというか、踊る大捜査線3を思うと吐き気がするくらい腹立たしい。

そんな中、この三丁目の夕日は実によかった。原作の世界観をきっちり再現していると思う。映像化という意味では原作を越えている。1980年生まれのわたしからしても想像できない時代の話である。親世代が見るとたまらないのだろう。

わたしは映画を評論できるほどの知識もセンスもない。が、役者についての主観的な好き嫌いはいろいろ一言ある。もうこの手の昭和ものの映画をこなす堤真一にはシビれるというものである。

決して通な見方ができるわけではないが、この作品の役者の組み合わせは、はじめから最後まで飽きさせるものではなかった。わたしの邦画ヘビーローテーション再生のリストにばっちり入った。WOWOWバンザイである。