Coldplay (コールドプレイ)


 

イギリス出身の世界的ロックバンドです。
1997年、ロンドンで結成されました。
2000年、デビュー・アルバム「Parachutes (パラシューツ)」をリリースし、世界的ヒットを記録します。
それ以降、リリースしたスタジオ・アルバム9作品全てが全英アルバムチャート1位を獲得します。
計39回のグラミー賞をノミネートされ、7回の受賞を持ちます。
21世紀のポピュラー音楽を象徴するバンドの一つでもあるのです。

クリス・マーティン (Chris Martin) ……ボーカル・ギター・ピアノ
ジョニー・バックランド (Jonny Buckland) ……ギター
ガイ・ベリーマン (Guy Berryman) ……ベース
ウィル・チャンピオン (Will Champion) ……ドラム

Coldplayは特にライブ演出もバンドの魅力の一つで、世界で最もアリーナ(スタジアム) が似合うロックバンドとも言われています。
光や映像による美しい演出や会場の一体感が伝わってきます。
世界各地で驚異的な観客動員数を記録した Music of the Spheres World Tour が日本でも公演されました(2023年11月 東京ドーム)。



Coldplayの楽曲の多くは、作詞も手掛けているボーカルのクリス・マーティンの女性的とも言われる繊細な内面が反映されています。
当初、最小限の音で繊細な心情描写を歌っていましたが、次第に音が拡散していくアリーナ(スタジアム) で最も効果的に鳴り響くことを前提とした曲作りへの傾向が特徴的です。

人気の高い曲が数多くありますが、Coldplayの醍醐味であるライブ演出を中心に好きな曲を選んでみました。


Viva La Vida (美しき生命)
Coldplayの代表曲の一つです。
スペイン語のタイトルは20世紀のメキシコ画家、フリーダ・カーロの絵画から引用されました。
「素晴らしき人生」の意味で、「美しき生命」という邦題がついています。
イギリスとアメリカのチャートで1位を記録し、第51回グラミー賞では<最優秀楽曲賞>を含む3部門で受賞するなど高い評価を受けました。
ライブでは会場全体の一体感が感じられます。

 





A Sky Full Of Stars
EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)シーンを牽引した世界的DJ、Avicii (アヴィーチー) と共同プロデュースした曲です。
ライブでの光の演出がとても美しいですね。
観客一人一人の放つ光が満点の星空のように輝いています。

 




A Sky Full Of Stars 和訳

上の曲を和訳に注目してご覧ください。

心の繊細さが伝わってきますね。

 





Yellow
Coldplayが世界的に注目され始めたきっかけとなった一曲です。
曲名は、制作当時、録音スタジオにあるイエローページ (日本のタウンページなどに相当する、海外での職業別電話帳の通称) からひらめきを得たといいます。
「楽曲の『Yellow』は、明るさと希望と献身、またバンドの雰囲気を表している」とのことです。
「見上げてごらん 君のために星が輝いているよ」との歌詞です。

 

 

 




Hymn For The Weekend

 





My Universe
韓国のアイドルグループ BTS とのコラボで大きな話題となりました。
2023年、第65回グラミー賞<最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス>にノミネートされました。
新型コロナウイルスの流行下で制作されたこともあり、「今のこの試練もすぐに終わるから どうか君は変わらずに輝いていて」という希望のあるラップパートの歌詞が心に響きます。

日本語字幕付きでご覧ください。

 





Something Just Like This
アメリカのDJデュオ The Chainsmokers (ザ・チェインスモーカーズ)とのコラボ曲です。
The Chainsmokers はエレクトロ・ミュージックを基調とした音楽性を持っています。
第60回グラミー賞<最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス>にノミネートされました。
「スーパーヒーローのように特別じゃなくていい ただ寄り添ってくれる存在でいて」という歌詞です。
川村元気プロデュース、小松菜奈出演の日本版Music Videoが公開されて注目を集めました。ご覧ください。