HDRはフォトショップにも搭載されている機能で、露出の異なる（＋補正と－補正）を合成して、階調を拡大して1枚の写真に仕上げる機能です。
DSC-HX5Vは1回のシャッターで自動的に露出を変えて2枚撮影し、合成して1枚に仕上げてくれます。
HDRのサンプル1
HDRモードで顔認識が働き、顔が暗くならずに撮影されています。
露出補正は一切変更せず、この仕上がりです。
空の青さが無くなるのは残念ですが、普通だと顔が真っ黒の写真になるところが、誰でもシャッターを押すだけで、これだけ撮れれば合格ぢゃないでしょうか
HDRモードでも顔認識できないと、背景に露出が合ってしまい、顔が真っ黒に。。。
引いて撮影すると顔が小さく、顔認識が働かないので、ちょっとズームして、顔認識するとちゃんと撮れます。
PC版のHDR専用ソフトとしてphotomatix Pro 3というソフトをダウンロードで購入してみました。
露出の違う3枚の写真を合成して仕上げたり、RAW画像があれば、自動的に露出の違うJPG画像を生成し、合成して仕上げてくれます。
D3で撮影した生画像
顔を明るくするために、空が白っぽくなってしまいます。
RAWファイルからHDR合成したJPG画像
人物の周りはちょっと気持ち悪いけど、顔の明るさはそのままに空が青くなりました
RAWファイルから現像時にいろいろやって、空を青くしてみた画像
RAWファイルからHDR合成したJPG写真
空が青くなったことと、岩の暗部が明るく、雑草の緑も鮮やかになりました。
色の好みは分かれる所でしょうが、JPG画像を好みの色に加工することもできるので
使えるシーンもあると思います。
そのうちに、デジタル一眼でも暗部補正がどんどん強化され、HDR機能内蔵が当たり前になるかも知れません。
ダイナミックレンジ拡大の一つの方法であることは、間違いないです。
photomatix Pro3 のダウンロードはこちらから