わたしの彼氏が、最初出会ったとき言っていたことがあります。

「大人は『我慢』しなきゃいけない。」

(逆にいうと)

「子供のように我慢できない」と言ったりします。


何につけても『我慢』と言う言葉がでてきて、
仕事や人生においても「我慢しなきゃいけない」といいます。

それが大人と子供の違いなんだな。

なるほど、子供って我慢できないんだなあ

ほしいものを買ってもらえなくて
大声で泣いてお店の床でバタバタしてる子供もいます。
「置いてくよ!」って親に言われてさらに泣いてたりして。


彼はまるで仏教の教えが身についているような感じです。

彼はまったく神仏に興味ないし
霊も信じない
よく親子で訪問してくる信仰宗教の勧誘には、
その団体にお金を払うんだったら子供や好きな人のために使いたいと、憎しみをこめた顔で言います。

彼は学校の勉強はできなかったし
頭もそんなによくないが、
魂的にはすごく大人だと思います。

子育てをしてきたからかどうか
わかりません。

まるで侍のような
殿様に仕えるときのように「心棒をつくす」という言葉を使ったり

仏教では貪瞋痴(とんじんち)という戒めの中に「じん」いう
「怒り」と言う意味の言葉もありますが、

「怒りという感情はいらない」と彼はいいます。

「子供を怒ることはもちろん必要だよ。
でも、怒りという感情はなくてもいい」と。

怒らないことをモットーにしていますが、
彼の妹はもっと怒らないと感心しています。


先のことを迷った時には、
「考える」と言って一旦保留して
そして代替えのアイディアをすぐ出します。

「考える」と口に出して言うのも初めてきく言葉でした。
行動している人が使う言葉なんでしょう。

「僕に任せて」って。