引きこもりのひとは
100人にひとり
ひとつの村に1人
コロナ禍ではさらに増えた
以前の3倍くらいある
ある日、となりのアパートに
親子が引っ越してきた
男の子と母親の二人暮らし
お父さんは亡くなったか何かで
窓から遺影が見えたので、
遺族年金と母親のパートで生活してるんだろう
男の子は中学か高校生くらいだった
自転車をみれば少年だとわかる。
不登校から引きこもりか、と思ってたら、
たまに普通に自転車に乗って出かけることがあった。
まったくの引きこもりで部屋からでてこないのではない。
あれから10年くらいたっただろうか。
男の子は二十代後半くらいだろう。
今でも母親が自転車で仕事にいく
半日仕事して、買い物をしてくる
話し声はしないし
会話はないようだが
2人でタバコをすうようだ
たまに、男の子は近所のパチンコ屋にいるのを見かけた。
スカパーなのか丸いアンテナは窓についていた
アイドルかスポーツかアニメは好きだろうが、
パソコンはもってないようだ。
携帯ももってないだろう
それなら、どうやって外と繋がる?
どうやって人と出会う?
パチンコに毎日行っていれば誰かと話す機会はあるが、受け答えができなければ
友達もできないだろう。
最近見てると、
幽霊のような
うつ病のような
一点をみている
脳がうごかない
視野が狭い人間になっている
ほとんど人間として終わっている
でも、わたしがコンビニに行ったり
夜散歩にいくと
男の子の方が先に気がついて
遠回りしたりしている
人に見られないように
夜出て行ったり、帰ってきたりする
こっちもかかわりたくないと思う
引っ越しして来たばかりの頃は階下の世話好きな夫婦がいて、お母さんがよく何かあれば水回りを見てもらったりしていた。
その夫婦の旦那さんが出稼ぎにいくから
他県の工場だから息子さんも一緒に行かないか、と
言ってた。
ところが、
「あの子は、やれるかなあ」と
親がたちはだかり
心配した。
心配するのはいいけど
やってみさせることも大事だろう。
やってみなければ何もできない人間になる。
人と出会わなければ
チャンスは掴めない
それ以来また
引きこもり
60-40
80-60
の問題に突入するのだ
さあ、どうするのか
誰かが民生委員に相談して
生活保護をもらうしかないだろう
しかし
町内会にも入っていない