兵庫県斎藤知事は、結局失職され出直し選挙となりました。

 

今回は維新は別の候補者を立て、斎藤さんは維新とは

関係の無い形で立候補されました。

 

この形は、反維新の関西マスコミには大変攻撃し辛い図式となり

結果的に、斎藤知事を辞めさせたい利権組織と維新のイメージダウンを

図りたい関西マスコミとを分断させる事になったのは

斎藤さんにとってはとても良い展開になったと思います。

 

また、候補者がたくさん立たれたのは、反斎藤票が分散する事

になり、これもまた現職の斎藤さんには大変有利な展開だと

思います。

 

 

ただ、今回出直し選挙となりましたが、私は今回の件で県議会は物事の順番を

間違えていると思います。

それは、まだこの件の百条委員会や第三者委員会での結論が出ていないからです。

本来なら、この結果を受けて知事として不適格と判断されたら不信任決議と

なるのが本来の順番です。

しかし、今回それを待たずに先に不信任決議をされてしまいました。

これで、もし斎藤知事が再選されたとして、その後で百条委員会や第三者委員会で

知事不適格、あるいは違法性有りとの結論が出されたら県議会はどうするんですか?

 

改めて民意を受けて再選されて来た知事を、もう一度不信任決議で辞めさせるのですか?

それでは、わざわざ大きな費用をかけて行なわれたこの選挙は何のためなのでしょう。

この件で、それでも斎藤知事を支持した民意をどう解釈するのでしょう。

そういう事態を想定しないで不信任決議に走った県議会の見識を疑いますね。

 

これをどう折り合いをつけるのか。

そこも今後の注目ポイントです。

 

 

さて、今回、そんな斎藤知事の110分単独インタビューの動画が

配信されました。

 

大変長いインタビューで、大半がこれまでおっしゃって来た事の

繰り返しでしたが、その中で私が注目したのはこの動画で53分を

経過したあたりの内容です。

 

実は今回の一連の事件の中で唯一明らかにされていない点、

そして、そこが明らかにされていない事で、マスコミにとって

都合のよい作り話が広められて、その結果斎藤さんが

追い詰められる原因となっているポイントなんですが、

しかし一貫してその事について斎藤さんは具体的な内容は

一切口にせず、まるで誰かをかばっておられる様にも見えます。

 

これだけマスコミから攻撃されて鋼のメンタルなんて揶揄されても

それでもなお、かばい続けておられる。

 

今回、そこの内容が少し明かされています。

これを具体的に明かされるのは、私は初めて聞きました。

 

つまり、クーデターを起こされた県民局長から押収した

県の備品のパソコンの内容です。

 

そもそもの発端は、このパソコンの中身を県の人事担当が

確認し、それを根拠に県民局長を処分した。

ここが出発点です。

 

そこから処分の妥当性だとか、公益通報に該当するかとか、

それが原因で県民局長が自殺されたなどと話が広がって

行きました。

 

しかし、肝心のこのパソコンの中から何が見付かったか。

そこの内容次第では、これまでの世論がひっくり返ります。

 

でも、ここまでそれについてマスコミからは、

知事は自分の保身のために内容は誹謗中傷ばかりと決めつけて

県民局長を一方的に処分して死に至らしめたと私たちは

聞かされていました。

 

今回、そこの内容がインタビューで少し明かされました。

 

パソコンから発見された主な内容は4点。

 

①うわさ話にもとずく誹謗中傷⇒告発文書

 

②他の職員の端末に不正アクセスして他人のメールを見るなどの

 個人情報を知る行為をした。

 

③他の職員へのハラスメント文書

 「見かけによらず小心者ですよね。」といった当人を揶揄する

 内容の文書が見付かった。

 

④プライベートな文書

 

以上の4点なんですが、特に④の内容が何であるかは

これはもう一部の関係者や総務省の幹部には伝わっていると

高橋洋一氏が別の動画でおっしゃっていました。

 

でもその内容は、故人の名誉を守るためにと皆さん口をつぐんで

明言を避けておられますが、どうも職場の備品のパソコンなのに

その中に○○な画像が入っていたといううわさです。

そこはお察しください。

それが、いわゆる知事のおっしゃる「プライベートな文書」で、

インタビューの中に出て来る・・、人事担当者が、

知事に見ない方がいいですよと言ったという内容のものです。

 

これら4点の内容についてが処分の対象となったというご説明でした。

 

斎藤さんは、この事を自身がどれだけマスコミや世間に叩かれても

それでも亡くなった県民局長や遺族を辱める事になってはいけないと

口外される事はありませんでした。

 

つまり自分を守るためではなくて、自分を攻撃して来た県民局長

であるにもかかわらず、その名誉を守っておられたという事です。

 

斎藤さんご自身は、このインタビューの中ではこれまで通り

具体的な事はおっしゃっていませんが、私は事前に④の情報を得て

いたので、そう思って聞くと、やはりそういう事だったんだなと

確信しました。

 

人って、自分を守る時って、激しい攻撃を受けると守り切れずに

案外もろく崩れてしまうものじゃないですか。

 

でも、自分の大切なものを守るためなら、意外に頑張れちゃったり

しませんか?

 

そう考えると、この斎藤さんという方は、今回これだけマスコミや

世論に叩かれても、安易に自分の保身のために、周りに責任転嫁

したり、倫理上言ってはいけない事まで口走って自分を正当化すると

いった事を一切されない、もしかしたら大変な人格者なんじゃないかなと

改めて思えて来ました。

 

ひとつ笑い話として、今、泉前明石市長が、あちこちで斎藤知事の事を

ボロカスに非難されていますが、その理由の一つが当時泉市長のメールを

斎藤知事がブロックしたという事があって、その事を恨んで非難されている

様です。それは斎藤さんご本人も認めておられました。(笑)

 

泉さんとすれば、せっかく自分が改善案を示しても、斎藤さんは

聞く耳をもってくれない⇒やる気が無い知事だと映った様です。

 

泉さんは、明石市長時代もパラハラで問題になりましたが、

斎藤知事にも、あの強い口調で何度も要求をして来られていた様で、

さすがにうるさいからブロックしたという事でした。(笑)

 

それを根に持つ泉さんも大人げないですね。(笑)

でも、お二人とも政策的には大変実行力があり素晴らしい政治家だと

思います。

 

これだけマスコミからバッシングされても、斎藤知事を応援する声は

老若男女問わずかなり起こっている様で、マスコミは、そんなのやらせだ、

仕込みに違いないと否定している様ですが、改めて兵庫県民の

見識の高さを感じます。

私が思っている以上に、もうマスコミの洗脳は効かなくなって来ている

のかもしれませんね。

 

むしろ、マスコミの言う事をそのまま鵜呑みにして発言する事自体、

愚かな事である様に認識され始めているのかもしれません。

 

テレビの街頭インタビューに答えて、

「あんな人が知事だなんて、兵庫県民として恥ずかしいです。」と

答えていた人を見ると、何か哀れに見えます。

 

斎藤さんには、是非知事に再選されて県民のための政治を期待したいです。(*^_^*)