秋鮭と茸の弱火調理 | 西洋料理人のオリジナル・レシピα
平成9年に山本千代子さんが特許をお取りに
なった「山本式調理法」っていうのがあって、
よく言う「低温調理」とはちょっと違った
「弱火調理法」っていうものです♫♫♬
 
以前「低温調理のハンバーグ」っていう
タイトルで書いた記事の調理法が
実はほぼこの「山本式弱火調理法」で、
「山本式」の場合は特にお野菜中心、
 
フツウ低温=長時間ってイメージだと
思うんですけど弱火の蒸し過熱なので
焦げつく心配もなくつきっきりでいる
必要もないので調理に余裕が出来て、
 
効率よく火が入るので
(食材の切り方、大きさにもよりますけど)
茸だったら基本弱火&2分でOKです.。・*♥*・。.。*♥
 
 
秋鮭と茸の弱火調理
イメージ 1
①秋鮭は前の晩に軽くアセゾネしてタイム・
 ローズマリー、オリーブオイル少々とともに
 真空パックしておいたものを、
 
 冷たい状態のフライパンにお塩を軽く振って
 オリーブオイル大さじ2をひいて皮目を下に
 置いて、白ワインを少しかけて
 フタをして弱火にかけますイメージ 2
 
ガラス製のフタで鮭の火の入り具合を
見ながら色が8割がた変わるまで
数分蒸し焼きにします(◕‿◕✰)♫♬
 
②舞茸、ぶなしめじ、マッシュルーム、
 エリンギのスライスを入れて
 さらに2分フタをして弱火で加熱します イメージ 3
 
③火を止めてフタをしたまま余熱に
 かけてるあいだにスダチをスライス、
 お皿に秋鮭と茸を盛り付け
 てスダチのスライスをトッピングして
 出来上がりです.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚
イメージ 4
鮭はひっくり返さないので弱火でもきちんと
皮目が焼けて、しっとり柔らかい仕上がり、
フツウに焼いたときのように
身がパサついたり硬くなったりしませんイメージ 7
 
 
最大の特徴はお野菜がびっくりするほど
美味しく召し上がれる点、
 
フシギなのは混ぜ返さないのに水蒸気が
満ち渡るために
全体に均等にしっかりと味がつくこと、
 
素材の水分を利用した蒸し加熱調理法で
お鍋やフライパンひとつで栄養も壊れにくい
(油が酸化しにくい)、
 
省エネなどのメリットもあって、TVや雑誌
でも取り上げられてると思いますイメージ 5
 
 
とにかくお野菜がめっちゃ美味しくなる
んですけど食材に含まれるポリフェノールが
酸化してアクに変わるのを防ぐ=
アクを発生させないためだそうで、
 
しかも50~60℃に保たれることで植物に
含まれるペクチンが増えてお野菜が
柔らかくなりにくい=食感が損なわれない、
歯応えを残して大根やお芋だったら
煮くずれを防ぐ、
 
お野菜本来の香りや旨味を味わえるので
調味料の多さに頼ることなく
薄味でも美味しい、
 
しかも、入れっぱなしで手がかからなくて
調理が楽ちん、
蒸し加熱ですけどお水を入れずに
素材の水分をいかす、
 
お野菜はなるべくお水にさらさないで
下処理で水気を拭き取りますイメージ 6
 
 
弱火なのにめっちゃ短時間で効率よく
出来るのもお家向きです♡.。.:*・゜