マリーノ:沼津グルメ日記αイタリアン編3 | 西洋料理人のオリジナル・レシピα
下香貫にあります「イタリア料理」のお店「マリーノ」を訪れました。
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「イタリアン」と申しますと「パスタ」や「ピザ」しか頂けないお店ばかり
というのが残念でなりませんが、こちらの「マリーノ」では
それ以外の「イタリア料理」が頂けるということがわかりまして、
前から気になっておりました。

11時半開店ですのでお友だちを11時過ぎに迎えに伺いまして
11時40分頃にお店に到着いたしました。
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「お昼は12時に頂くもの」というナンセンスな習慣に縛られた方が多いので、
平日もさることながら土曜の12時過ぎではもう混雑する時間と予想して早めに訪れるわけです。

事前にクチコミサイトを拝見しましたがお店の評判は概ねグーです。
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ご夫婦がお二人だけでお店を営んでいらっしゃいまして、
厨房ではご主人がシェフを、フロアでは奥様がお一人ですべてをこなしていらっしゃいます。

クチコミの中には必ず「ホストクラブ」的なサービスを求めていらっしゃる方が、
「サービスが悪い」とか的外れのご意見をお寄せになっていたりしまして、
いつも思うことですが、お店の情報として何の役にも立たないクチコミが多くて疲れます。

お店を初めて訪れるときに最も知りたい情報と申しますのは、
お店の住所や営業時間、定休日などはもちろんですが、
先ず何が頂けるのか、看板メニューは何か、
それがおいくらで頂けるのかの2点につきます。

大抵のクチコミは「○○を食べた、まあまあかな」程度の内容で、
「おいくらなの?」「他のメニューは?」という肝心な情報が欠けておりまして、
クチコミを目にした第三者には何の役にも立たないものばかりです。
「雰囲気」や「サービス」をとやかく語る前にもう少しお料理のことに触れた
書き込みをして頂けると嬉しいんですけど。

こちらの看板メニューは「緑のフェットチーネ」です。
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今日は「パスタ」や「ピザ」以外の「イタリア料理」を求めてまいりましたので、
あまり関心がございませんでしたが、この自家製がこちらのウリです。

「フェットチーネ」は幅5ミリくらいの平たい形をした太いパスタで、
「マリーノ」の「フェットチーネ」は毎日シェフが粉から力一杯練り上げる生パスタです。
緑の色はほうれん草で出しています。

「マリーノ」のランチコースです。
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私の中で2,000円前後までを「大衆的」と考えておりますが、
「ゆったりおすすめランチ」2,500円、「おまかせランチコース」3,500円です。
「パスタ」以外のお料理に期待してまいりましたのでせっかくならと、
お友だちと相談で「おまかせ」の方をチョイス。

「パスタ」は数種類から選べますが、奥様にオススメを伺ってオーダー致しました。
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「メインディッシュ」はお友だちが「肉料理」を、私は「魚料理」で。
沼津では美味しい魚はいくらでも頂けそうですが、沼津港付近では大抵「生」です。
煮たり焼いたりという調理を施した「お魚料理」はそうそう頂けないとわかってまいりましたので
「イタリアン」の「魚料理」、楽しみです。

「自家製パンとオリーブオイル」です。
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「オリーブオイル」をパンにつけて頂くとは知りませんでしたが、
お友だちが「ゴッドファーザー」でアル・パチーノが食べていたのをご覧になったとか。
マーガリンは植物性の油だったりしますので、「オリーブオイル」もアリかなと思いましたが、
バターのような塩味がございませんので「オリーブオイル」自体はどうかなあと。
「自家製パン」は「フランスパン」のように固いわけでもなく、良いお味です。

アンティパスト(前菜)の「まぐろのたたき風カルパッチョと茄子のカポナータ」です。
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のっけからお料理のお名前が長くて憶えられそうもございませんので、
車まで筆記用具を取りに行ってまいりまして、奥様がおっしゃるのをメモることに致しました。

「カポナータ」は「茄子」や「トマト」、
「パプリカ」などのごった煮です。
「オリーブオイル」がベースですので味付けより素材そのものを味わうお料理です。

「ミネストローネのスープ」です。」
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「ベーコン」と「野菜」を「ブイヨン」で煮込んだスープです。
オーソドックスですが、自家製の「ベーコン」がささやかに存在感を主張しております。

お友だちの召し上がった「フェットチーネ小エビとエリンギのトマトソース」です。
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スパゲッティの語源は、紐 (イタリア語:Spago) から派生した、
細い紐と言う意味のスパゲット (spaghetto) だそうですが、
断面が円形で、太さは2ミリ弱のものを指しまして、
1.6ミリ前後のものを「スパゲッティーニ」と呼びます。
メニューでは「スパゲッティーニ」でしたが「パスタ」と「ソース」の組み合わせが自由です。

私の頂いた「フェットチーネ自家製ベーコンと冬野菜きのこのクリームソース」です。
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こちらもメニューでは「ペンネ」(ペン先のように斜めに切られた筒状のパスタ)でしたが、
看板メニューの「緑のフェットチーネ」です。
「ほうれん草」や「ブロッコリー」も新鮮で、主役の「フェットチーネ」ももちもちと良い歯ごたえです。
こちらにも自家製の「ベーコン」が良い塩味をプラスしております。

お友だちのメインディッシュ「牛フィレステーキ」です。
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私の頂いた「せいごのソテー ポルチーニソース」です。
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「きのこ」は「しめじ」と「ポルチーニ茸」です。
「ポルチーニ茸」は「キノコの王様」ともいわれまして、
濃厚な香りが凝縮して封じ込められた乾燥ポルチーニ茸はトマトソースとの相性がグーです。

「せいご」は「スズキ」の30センチ程度までのもので、
「スズキ」は「ブリ」と同じ出世魚と言われる、大きさによって呼び名が変わる魚です。
1年程度までを「せいご」、50センチ程度までを「ふっこ」と呼びまして、
60センチ程度になると「スズキ」です。
「スズキ」は和食店よりむしろ「フレンチ」や「イタリアン」でよく使われるようですが、
先日訪れました「ホテルニューオータケ」の「ラパンアジル」でも
「せいごのポアレ」を頂きました。

「イチゴムース」・「ティラミス」・「自家菜園のレモンシャーベット」です。
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フィナーレが近づいてまいりましたが、
思っていたよりボリュームが控えめなお料理が続きましたので、
このあたりからもう1軒別のお店でデザートでも頂きにまいりましょうかと
お友だちとプランの打ち合わせです。

一品一品は良いお味で結構でしたが二人とも育ち盛りですので
ボリューム的にもうひとつ満足とまではいかなかった様です。
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「おまかせランチコース」3,500円ですが、
「フランス料理」の「ラ・フェーヴ」の1,890円のランチを基準に致しますと
どうしてもコスト・パフォーマンス的にもう一息といった印象でしょうか。
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以前訪れました「雅心苑」プロデュースの「リヴァージュ」という
イートイン出来る「スイーツ」のお店のすぐそばです。
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閑静な住宅街の「隠れ家」的なお店です。
「料理を盛りつけるお皿の色彩にも配慮すべき」という批判的なクチコミも拝見しましたが、
むしろ「フェットチーネ」の「緑」や「トマト」の「赤」など、
お料理そのものの色彩を「目で味わって頂く」というスタンスから
すべて白いお皿でお料理をお出しすることにこだわっていらっしゃるようにお見受け致しました。

マリーノ [ イタリア料理 ] - Yahoo!グルメ

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住所: 静岡県沼津市下香貫柿原2806-4
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※2009年1月24日時点の情報です。
ID:0004832551


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