ボローニャのラグーのフェットチーネ | 西洋料理人のオリジナル・レシピα
ミートソースはアメリカから伝わったもので
イタリアにはありません(。◕ .-。)♥
 
エミリア=ロマーニャ州のボローニャ
っていう県が発祥のラグーのパスタが
起源なので、ボロネーゼ(bolognese)
っていいます♡(>◡<)♡
 
ボローニャはじめ北イタリアでは幅広の
平打ち麺タリアテッレを使うんですけど、
今回はそれとよく似たディヴェラの
フェットチーネを使いました♬♫✿.。゚
 
タリアテッレはふつう強力粉で作るのに
対して、フェットチーネはセモリナ粉入り
なので、その分コシのある
硬めの食感になります❤♬♥
 
 
日本のスパゲッティ屋さんはスパゲッティ
しか出さないお店ばっかですけど、
 
遊園地で観覧車しか乗らないようなもので、
ほかにもたくさん
パスタの種類があります.。♡*゚¨゚゚・*
 
それはパスタを食べる人たちが
スパゲッティ以外知らない
っていうせいもあるんですけど、
 
スパゲッティのお店で働いていながら
イタリアのレシピを知らないなんて言う
ろくでもないヒトたちが多いのが
最大の元凶。。。
 
ちなみにイタリアで「パスタ」っていうと
練り物のことで、
歯磨き粉もパスタです。.。*♥
 
メニューでもボローニャのレストラン
じゃなければ「ラグー」で、
「ミートソース」でもなければ
「ボロネーゼ」でもありません♡*゚¨゚゚・
 
 
■ボローニャのラグーのフェットチーネ
イメージ 1
 
(5~6皿分)
①玉ねぎ2つ、にんじん小1本、セロリ
 1本のアッシェをオリーブオイルで
 炒めてソフリットを作ります♡゚・*:.。
 
②牛肩肉の粗挽き肉200gを加えて
 さらに炒めます 。.:*・゚
 
ボローニャでは
これにフォワグラや鶏レバー、
ポルチーニ茸、プロシュット(ハム)、
モルタデッラを加えるのが定番ですけど、
 
代用でしめじやエリンギの
アッシェを入れます❤♡*゚¨゚゚・
 
③赤ワイン1カップ、マルサラ酒を加えて
 煮詰めたら、ホールトマト2カップ、
 ナツメグ、シナモン、ローリエ、
 
 オレガノを加えて、アセゾネして
 圧力鍋で1時間煮込みます♡*゚¨゚゚・*
 
④フェットチーネを10分近く茹でたら、
 フライパンにラグーソースをレードル
 2杯(一皿分100ml)と
 パスタのゆで汁同量、
 
 フェットチーネ80~90gを入れて
 火にかけて、
 
 パスタにソースを絡めながらほどよい
 ゆで加減になるまで火を入れます(◕。◕〃)❤
 
⑤お皿に盛り付けてパルミジャーノを
 すりおろして出来上がりです.:*・゚♡★♡゚・*:.。 。.:*・゚
 
 
日本のミートソースはアメリカから
伝わったので、ケチャップの
甘みが特徴ですヾ(@~▽~@)ノ
 
ただ、イタリアでもトマトソースの
アマトリチャーナとかでもお砂糖を
入れることがあるように、
 
ラグーも甘くしたりすることも
あります⋋( 'Θ')⋌
 
 
日本のスパゲッティはほぼ洋食=
日本にしかない日本独自の
アレンジ(創作)料理なんで、
 
たらこスパゲッティとか出してる
なんちゃってイタリアンのお店が
「うちはイタリアンです」
なんて看板を出したり、
 
一般のヒトが「イタリアン」
なんて呼ぶのは、
 
イタリア人にめっちゃ失礼で日本人として
恥ずかしいのでやめてほしいです(。◕ .-。)♥
 
 
イタリアであり得ないのがこういう
ミートソースですヾ(@~▽~@)ノ
イメージ 2
 
スパゲッティがソースに絡んでない、
っていう時点でイタリアのレシピじゃ
ありません(❛ᴗ❛(❛ᴗ❛♡
 
茹でたスパゲッティに上からソースを
かけるだけっていうレシピ、
 
これも日本のパスタ文化が
イタリアからじゃなくって
アメリカから伝わったっていう証拠です♡*゚¨゚゚・*
 
こういうミートソースを出すお店は
イタリアンじゃなくってアメリカン
なので、イタリア国旗じゃなくって
アメリカ国旗を掲げるのが正解です⋋( 'Θ')⋌
 
 
ちなみに「フィットチーネ」とか書いて
売ってる輸入業者さんがあるんですけど、
イタリア語はほぼローマ字読みの発音なので
「フェットチーネ」でお願いしたいです♡*゚¨゚゚・*
 
合挽肉を使うのも日本だけです。。。