"Science et avenir" の6月24日のニュースによれば、米国で17年周期で地上に出てくるセミの季節が、終わりを迎えようとしています。

(以下、長いです!)

 

 

このセミは主に4月から5月にかけてアメリカ東部のメリーランド州やオハイオ州、そしてワシントンDCなど、複数の州に出現。

バイデン大統領が6月9日に初めての外遊に出かける際、大胆にもその首に止まったセミを地面に落として、報道陣に向かって「セミに気をつけましょう、私はやられました」とジョークを飛ばしました。というのも、その前日、呑気なセミの一群が、大統領を取材する記者たちを乗せるはずだった飛行機のエンジンに侵入して、何時間も足止めしてしまったという経緯がありました。最終的には、飛行機を一機チャーターすることになってしまいました。

 

ある警察官の6月7日のFacebookの投稿の話です。「歴史的に、セミが現れるたびに彼らが原因の自動車事故が多数発生しますが、今年も同じです。今晩は、若い男性が飛ぶセミの一群を横切る際に一匹が開いている窓から車の中に入ってしまい、彼の顔に当たって、いっとき呆然とし、電柱にぶつかってしまったのです。セミがいなくなるまで、車の窓を開けっ放しにしないように気をつけてください」。

 

すでに複数の地域で今季のセミがいなくなってきています。昆虫学者にとっては、この季節を評価する時期でもあります。木が伐採されたり建造物が建った地表にはセミは永久に現れなくなりますが、農地が公園になったり、木が植えられた場所には、より多くのセミがいます。地球温暖化については、影響があるようですが正確にどのように影響があるのかはわかっていません。気温の上昇は、セミたちがさらに北に勢力を広げることにつながり、出現する季節の時期を早めることにはなります。

 

もう一つの仮説は、17年ではなく13年ごとに出現するセミもいるのではないかというものがあります。

 

いずれにせよ、この春のセミは、コロナ禍とワクチンによる解放の間にタイミングよく出現し、そしてときには我々を実存的な思考に駆り立てました。というのは、セミの蛹は17年後まで土の中で木の根の汁で育ち、その頃人類がどのようになっているかを考えさせられるからです。答えは2038年か、それよりも前に出ることでしょう。

 

▼今日のフランス語

périodique: 周期的な

nymphe(女性名詞): 蛹

patiemment: 我慢強く、根気強く

muer: 脱皮する

pondre: 産卵する

perpétuer: 永続させる、保存する

trépasser: 他界する

vedette(女性名詞): スター、花形、(ポスターなどに)大きく名前が出ること、主役の座

pataud: (話)うすのろ、のろま

le point d'orgue: (音符の)フェルマータ、(比喩で)最高潮

insouciant: のんきな

affréter: チャーターする

au final: 最終的に

entomologiste: 昆虫学者

passer qc en revue: 〜を検討する

s'enfouir: もぐる、隠れる

suc: (男性名詞)抽出された液、分泌液

 

▼私の感想

日本のセミの7年と違って17年とは周期が長いですね!これとは別の記事では「セミはクリスピーで美味しい」という話も書いてありました。砂糖菓子にするパティシエもいるそうです。私は虫は食べられませんが、食べられるとして、7年以上地中にいた虫を食べるのもかわいそうな気もしますが...。かわいそうと言うのも人間のエゴですかね。

あまり関係ないですが、戸川純が昔ゲルニカというバンドで歌った「蛹化の女(むしのおんな)」という歌を思い出しました。