【あらすじ】
琴を奏いていた浄瑠璃は笛の音に気づき、管弦を止めて笛の音に聴き入る。名手ならではの音色に、浄瑠璃は最初の女房に命じて、笛の主を確かめさせる。最初の女房は、下司が安物の笛を吹いているだけだと浄瑠璃に報告する。浄瑠璃は、女房十五夜にも、笛の主を確かめさせる。十五夜は牛若丸のりりしく高貴な姿を、こまごまと報告する。
【驚きと感動】
二人の女房が牛若丸に会いに行くところ、浄瑠璃に報告するところ、全てにおいて、いちいち又兵衛は絵に表している。先にも書いた通り、そのそれぞれについて、周囲の装飾、女房たちの動きが異なっている。また、屋敷の描き方の角度さえ異なっている。このそれぞれに、牛若丸と浄瑠璃の心理状態が綿密に計算されているのである。
十五夜が牛若丸について、ただならぬ身分の方だと報告する左側で、女房たちが池の鳥に餌をやっているのだろうか?こんなところにも、浄瑠璃の心が微妙にときめいているのが暗に表れていると思われる。
琴を奏いていた浄瑠璃は笛の音に気づき、管弦を止めて笛の音に聴き入る。名手ならではの音色に、浄瑠璃は最初の女房に命じて、笛の主を確かめさせる。最初の女房は、下司が安物の笛を吹いているだけだと浄瑠璃に報告する。浄瑠璃は、女房十五夜にも、笛の主を確かめさせる。十五夜は牛若丸のりりしく高貴な姿を、こまごまと報告する。
【驚きと感動】
二人の女房が牛若丸に会いに行くところ、浄瑠璃に報告するところ、全てにおいて、いちいち又兵衛は絵に表している。先にも書いた通り、そのそれぞれについて、周囲の装飾、女房たちの動きが異なっている。また、屋敷の描き方の角度さえ異なっている。このそれぞれに、牛若丸と浄瑠璃の心理状態が綿密に計算されているのである。
十五夜が牛若丸について、ただならぬ身分の方だと報告する左側で、女房たちが池の鳥に餌をやっているのだろうか?こんなところにも、浄瑠璃の心が微妙にときめいているのが暗に表れていると思われる。