【あらすじ】
笛の主が由ある人と察した浄瑠璃は、十五夜に託して和歌を送り、牛若丸も返歌するなど互いに和歌や文を交すうちに、浄瑠璃は笛の主は名手牛若丸と察する。牛若丸を館の中へ入れ、管弦を合すが、牛若丸は、浄瑠璃の琴の音に感じ、七重の簾(みす)の中にいる姫を一目見たいと思う。折しも辻風に簾が吹きあげられ、互に見交して恋慕の思いにとらわれる。
【驚きと感動】
和歌を送る場面での、牛若丸と浄瑠璃の心の鼓動はいかばかりであったろう?この鼓動を表すために、第2巻と全く同じ場所での出来事であるにも関わらず、又兵衛はあちこちの屋敷の部分を省略している。
この省略のさせ方が本当に天才的である。
そして、牛若丸と浄瑠璃が見交す場面は、友の会会報の表にも出ている、最も有名な場面。
僕は、浄瑠璃姫の前に網みたいなのが出ているのは、何なのだろう?と会報をみながらずっと不思議に思っていた。それが今分かった。
浄瑠璃姫は七重の簾の中にいて、牛若丸はその顔を見ることができない。それが、辻風に簾がふきあげられる。ここで初めて、お互いの顔が見えたのだ。
二人の興奮状態を隠すように、女房達が囲われている。主人公たちの感情を露骨に表わさずに隠すところに、又兵衛の天才ぶりがうかがえる。
笛の主が由ある人と察した浄瑠璃は、十五夜に託して和歌を送り、牛若丸も返歌するなど互いに和歌や文を交すうちに、浄瑠璃は笛の主は名手牛若丸と察する。牛若丸を館の中へ入れ、管弦を合すが、牛若丸は、浄瑠璃の琴の音に感じ、七重の簾(みす)の中にいる姫を一目見たいと思う。折しも辻風に簾が吹きあげられ、互に見交して恋慕の思いにとらわれる。
【驚きと感動】
和歌を送る場面での、牛若丸と浄瑠璃の心の鼓動はいかばかりであったろう?この鼓動を表すために、第2巻と全く同じ場所での出来事であるにも関わらず、又兵衛はあちこちの屋敷の部分を省略している。
この省略のさせ方が本当に天才的である。
そして、牛若丸と浄瑠璃が見交す場面は、友の会会報の表にも出ている、最も有名な場面。
僕は、浄瑠璃姫の前に網みたいなのが出ているのは、何なのだろう?と会報をみながらずっと不思議に思っていた。それが今分かった。
浄瑠璃姫は七重の簾の中にいて、牛若丸はその顔を見ることができない。それが、辻風に簾がふきあげられる。ここで初めて、お互いの顔が見えたのだ。
二人の興奮状態を隠すように、女房達が囲われている。主人公たちの感情を露骨に表わさずに隠すところに、又兵衛の天才ぶりがうかがえる。