どの自転車も販売価格を抑えるために、サドルはそんなにいいものは付いてはいないので、すぐに交換してしまってはいました。
ロードバイクはジャイアントのオリジナルから、オシャレなフィジークのアンタレスに交換し、長く愛用してきましたが、ついに交換の時がきました。
転機はクロスバイクとミニベロでショートサドルを使用したことによります。
エスケープR3でも、イディオム1でもTNIのカーボンレールのショートサドルを、カーボンのシートポストの組み合わせで使う様になりました。理由は超軽量なのに、破格の安さであったからです。
骨盤を前傾し、サドルの後側に座る方なのでショートサドルは合わないかもと思っていましたが、それまでにない腰の安定を感じました。カーボンのレールとシートポストのお陰で、路面からの振動もかなり抑えられました。
そうすると、今度はロードのディファイの振動を不快に感じる様になりました。カーボンロードなのに、荒れた路面ではカタカタと叩かれます。
気になっていたのは、数年前に登場した3Dプリンタで製作されたパッドを装備したサドル。スペシャライズドとフィジークから出ています。
購入したのはスペシャライズド。最初に販売されたカーボンレールのものは、諭吉様が片手くらい飛んで行くのでなかなか手が出せるものではありませんが、昨年、普及版のチタンレールのものが登場しました。更にスプリングセールで割引かれていたので、いい機会でした。(自転車は概ねジャイアントを使っているので、私はスペシャライズドの回し者ではありません。)
早速、装着してポジション出しに試走です。
先端部分は柔らかいですが、骨盤が当たる部分は意外にも柔らかくありません。蜂の巣の様な構造で弾力はあります。
実際に乗ってみると期待通りでした。特徴的には骨盤がホールドされて、ズレることがありません。不快な細かな振動が抑えられて、路面の大きな凹凸のみ受ける感じです。体重を骨盤で感じて自転車を押さえられて、ペダリングが非常にしやすいです。
楽しくて、ついつい30キロ程走ってしまいました。
途中で寄った公園は桜吹雪でした。いい季節ですね。梅雨入りするまでの2ヵ月半、サイクリングを楽しまないと!
帰宅すると、ワンコが骨(チューインガム)をかじりながら、お出迎え。
アンタは、花より団子かい!