15年くらい前のルイガノMV1「ミニー」が、我が家にやって来て約1ヶ月が経ちました。
家にはスポーツサイクルが何台かありますが、彼らは買い物には向かないので、「ミニー」は買い物自転車としての地位を確立しています。これまでは近所の小さなスーパーで買い物していましたが、少し遠くの大型店にも行く様になりました。
娘の自転車練習用なのですが、この愚かな父親は早くも何だか物足りなさを感じる様になって来ました。ほとんど病気です。
近所の坂道を下っても、明らかに他のスポーツサイクルより早く止まってしまう。ペダルを踏んでも明らかに重いのです。
何とかしてあげないと。この気持ち、わかりますよねぇ。
今回は娘が使いにくくならない様な範囲で「ミニー」の走りを改善することにしました。
幸いに、前輪も後輪もホイールスペースには余裕があります。結果的にはホイールの451化とコンポ等駆動系の10速化を行いました。
〈ホイールの451化〉
20インチのミニベロのホイールにはリム径が406mmのものと451mmの2種類があります。スポーツ系のミニベロは最近は451になっています。45mmだけの違いなのですが、これが結構、効果が大きいのです。
左が406、右が451ですがこんなにも違います。今回はお安い物をネットでポチリ。(たぶん台湾製ですが、割と良かったです。コスパイイー。) タイヤはシュワルベワンです。
451化することによりブレーキシューの位置が変わるので、元々のVブレーキは使えなくなりました。
これは後輪の一例ですが、キャリパーのブレーキも取り付けることが出来ます。テクトロからは補強用の曲面ワッシャーも出ていて、ネットを見ると、キャリパーに交換される方もいます。
今回は結果的にはロングアームのVブレーキにしました。キャリパーに変えてしまうと、残ったVブレーキの台座が気になりますので。
ブレーキの効きが悪くならないか心配でしたが、問題はありませんでした。
〈コンポ等駆動系の10速化〉
走っていてバウンドすると、カシャカシャ駆動系から音がします。さすがにヘタってテンションが効いていないのか?
また、クランクが48Tは少し物足りません。今回は手持ちのパーツでクランクを52Tに、リアを10速のティアグラ化しました。スプロケットは元々11〜28Tでしたが、11〜32Tになりました。
この作業ではちょっとアクシデントがありました。フレームのディレイラハンガーに取付けボルトが入っていかないのです。
痛い出費ですがタップ(M10、1.0ピッチ)を購入し、ネジを切り直しました。(切り直しと言うよりは、ゴミやペンキ掃除という感じでした。)
リアディレイラーを無事に装着! チェーン交換、変速調整も終了! カスタムを完了して、早速、近所を試走です。
金沢文庫で有名な称名寺へ。山門も歴史が感じられます。
門の中はこんな感じで、自然との調和が美しいです。
さらに海の公園へ。「ミニー」のシルエットも美しい。走りが改善されたのはシルエットだけでもわかります。
今回のカスタム後、重量は全て込みで10.8kgになりました。例えが難しいですが、イディオム1や、カスカム前のノーマルのエスケープR3よりこぎ出しはいい気がしました。タイヤがシュワルベワンのおかげかも知れません。
娘には自転車の練習を頑張ってもらいましょう。
まあまあ、満足して帰宅しました。