クリンチをドロップハンドル化したり、フロントダブル化したりして、ロードバイク化しましたが、このミニベロには弱点が!

それはブレーキの効きが非常に悪いことです。元のストレートバーのハンドルの時でもかなり強く握らないと止められませんでした。下り坂は恐怖で、恐る恐るダラダラと減速しながら下っていました。

今回、STIレバーにしましたが、上から握ってはもはや下り坂では止まりません。仕方なく下ハンドルを持っています。

クリンチには刻印がなく、名無しのゴンベーのキャリパーブレーキが付いています。形からはプロマックスのRC480だと思います。


超ロングアーチのキャリパーで、効きが悪いのは仕方ないのですが、少しでも改善できないかと。

出来ればシマノにしたいなと探してみると、ティアグラグレードで黒のR451がありました。しかしアーチ長が僅かに足りません。クリンチには最低63mmくらい必要ですが、R451は57 mm。オフセットのブレーキシューとの組合せで使うかと考え、Amazonで見つけてポチリ。実はこれが失敗で、後で、オフセットシューをつけるとアルテグラのキャリパーでも効かなくなるという記事を読んでしまいました。
うーん。悩んだあげく、超ロングアーチのキャリパーブレーキも探してみました。RC480よりグレードが上の物となるとテクトロのR559しか選択肢がありません。早速、購入してみました。

クリンチからRC480を外して比較してみます。シュー込みの重量になってしまいますが、RC480は174g、R451は200g、R559は194gでした。



なんと言ってもR451が剛性が良さそうに見えます。さすがシマノ。
R559は見た目はRC480と変わりません。というか、ノギスを当ててみると殆どいっしょです。これでは交換してもメリットがあるのか疑問に思ってしまいました。R559は一応、鍛造ということで強度は高いと思うのですが、鋳造アルミも鍛造アルミもヤング率はあまり変わらないので、設計寸法がいっしょなら剛性はそんなに向上していないと考えられます。

次に、3つの裏側はというと、以下の通りです。R451、R559、RC480の順です。


裏側もさすがシマノという感じですが、R559はRC480に比べると剛性がありそうに見えます。特にRC480は肉抜きが多過ぎて、いかにも弱そうです。

ということで、今回はR559にシマノのブレーキシューR55c4を組合せて交換してみました。

いい感じです。
試乗してみましたが、ブレーキ感覚がムニューからコツンという感じになりました。効きも少しいいです。
キャリパーのおかげか、シューのおかげか?
ここでもやっぱり、さすがシマノということなんでしょうか?
自分のロードバイクの方は油圧ディスクブレーキなのですが、どう頑張っても同じくらい効くまでにはならないんだろうなとも実感しました。