※一部のフォロワーさんのお名前をお借りしています。
VICTORのQL-Y44F。
【am11:50追記】Samuさん用語でいうと“磨人”に専念しないといけませんね。
レコードプレーヤー。木目が美しいでしょう?
CDが普及し始めて数年が経ち、レコードプレイヤーの生産が止まった頃のものです。秋葉原の石丸電気(懐かしい)で定価¥59,800のところを¥54,800で購入。引っ越し前は天袋にしまいっぱなしだったのを久々に設置することにしました。
初めはアーム操作のボタンが効かなかったのが、何度もカチカチ押しているうちに無事動作するように。まだレコードに針を落としていませんが、回転速度に難がないことを祈るばかりです。
さて、今回は見ての通りインドア記事です。2/24の記事「懐かしきカセットテープの世界」にて、「LPも記事にしてみます」と記したので、レコードも紹介してみます。
洋楽の中でもルーツミュージックを好まれる方でないと、なかなか話が通じないと思いますが、皆さんは以前渋谷にあった芽瑠璃堂をご存知でしょうか?
知る人ぞ知るレコード屋さんでして、その昔は普通のレコードショップで手に入らない輸入物の逸品を細々ながら仕入れてくれていました。掘り出し物が見つかるので、私もブルースレコードをよく漁りに行っていました。現在は渋谷に店舗はなく、川越で営業しているようです。お店のリンクを貼っておきますので、興味のある方は覗いてみて下さい。
その芽瑠璃堂で手に入れたブルースレコードをいくつか。
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【ブルース編】
■「KING OF DELTA BLUES SINGERS VOLUME II」ROBERT JOHNSON(1936~37)
【短評】
いわずと知れたロバジョンです。弾き語りブルースマンですが、時代が違えばジミヘンのようにギターを弾いたかもしれないという声も。当時としては他にない革新的なギター、ボーカルだったでしょう。ブルースを歌うことに対する思い入れと集中力というのか、直情的というのか、感情移入が凄まじいね。まことしやかに囁かれるロバジョン伝説のひとつ、「四つ角で悪魔に魂を売った」にも頷けてしまいます。まさにKING OF THE BLUESです。
■「THE REAL FOLK BLUES」MUDDY WATERS(1966)
【短評】
ブルースの父と称されるマディーです。本アルバムのタイトルがさちぴんさんや美咲さんのブロ友さんのお名前と同じなので、初めてコメント欄でお見かけした時、親近感が湧いたものです(笑)。
ブルースは時代が進むにつれ地理的にも音楽的にも枝分かれしていきましたが、ミシシッピデルタ由来の本流を継承せし者ということであればやはりマディーでしょう。
■「LIVE AT THE REGAL」B.B.KING(1964)
【短評】
名盤中の名盤の呼び声が高いのでこちらも。B.B.もブルースの父といわれることがありますね。個人的には上手さが目立つ分、ちとブルースの本分から外れてしまっているように感じます。歌は上手いし、ギターも綺麗に鳴るので、これはこれで素晴らしい。スクイーズギター+ソウルフルな歌声の父という言い方をすると少ししっくりくるかな?ちとネーミングセンスに自信なしですが(苦笑)。
芽瑠璃堂で買ったブルースレコードコーナーはマニアックなのでこのへんにしておきます。それと短評書くのがキツイですね。長いこと聴いていないのでアルバムと関係ないことばかり書いてしまう(汗)。以降は口数を少なくします(笑)。
次はクラシック。そうですね、ままもりさんが親しまれていそうなものをチョイスしてみました。
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【クラシック編】
■「CHOPIN:THE WALTZES-Complete」VLADIMIR ASHKENAZY(1976-1985)
【短評】
ショパンのワルツ全集です。アシュケナージに限ったことでもないですが、彼のピアノは難易度の高いことをサラッと弾いてしまう凄さがあるように感じますね。皆さんにとってのアシュケナージはピアニストですか?それとも指揮者ですか?
■「J.S.BACH ORGELMEISTERWERKE」HELMUTH RILLING(1974)
【短評】
バッハはおそらく有史始まって以来の天才でしょう。宇宙の音楽といわれても納得してしまいます。
本アルバムはリリングによるパイプオルガンの独奏です。収録曲は「トッカータとフーガ」など。和声の上に旋律が乗るという形式に慣らされた耳には対位法が新鮮で心地良いですよ。リリングのオルガンは温かみのあるものだったように記憶しています。教会でオルガンを弾いて神様に寄り添う、聴いて神様に寄り添う。良い時間ですね。
LPを聴くことを長らく封印していたせいで、我ながら「なぜこのアルバムを持っているんだ?」と不思議になるようなものも発見しました。次はそういったアルバムを載せてみます。
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【こんなの持ってた編】
■「HOTEL CALIFORNIA」EAGLES(1976)
【短評】
これは有名ですね。1976年といったら、即座にこのアルバムが浮かんでしまう向きも多いのでは?ジャケットとホテルカリフォルニアの曲名と曲でひとつのファッションという感じさえします。ドン・ヘンリーの声色を真似てホテルカリフォルニアを歌うと、喉に夏みかんでもいるかのように酸っぱい感じがしてきます。慣れないことをするものではありません。
■「街角の詩」SUZANNE VEGA(1985)
【短評】
フォーク寄りのミュージシャン、スザンヌ・ヴェガのデビューアルバムです。アコースティックギターを抱えて歌を歌う。本アルバムを通して作詞・作曲の様々な切り口・技法を知ることができますね。
良いセンスしていたと記憶しています。スザンヌの楽曲で一番ヒットしたのが「ルカ」だったでしょうか?こちらは残念ながら次のセカンドアルバムに収録されています。
性懲りもなく短評を続けてしまいました。やはり書くなら徹底的に掘り下げて書く、でないと難しいですね。
レコードはジャケットが大きいので、他のメディアと違う宝物感がありますね。CDや音声ファイル形式なら物を減らせる分、狭い部屋を広く使えますが、そういうものではないでしょう(苦笑)。何でもかんでも効率ってそれは不幸ってものです。
音もCDより自然で、温かみがあって、私は好きですよ。
長くなるので、本記事の内容は「懐かしいものがでてきたゾ」に留めておきましょう。それでは、サイナラ、サイナラ、サイナラ(淀川長治氏風)(笑)。