前回の続き。親から譲り受けた昭和62年7月発行の千葉県地図です。1988年ですね。それにしても紙の地図を使うことがめっきり減りました。

 

【千葉県都市地図 昭文社】

 

浦安市舞浜近辺。TDL開園後5年程しか経過していない時期とあって、当然ディズニーシー(2001年開園)はありません。イクスピアリ(2000年誕生)もまだ。地図に「京葉線工事中」と書いてありますね。

若い頃に職場の先輩がいっていましたが、「ふじねこ君ね、昔は浦安の南側には何にもなかったんだよ。何にもなくて蟹があちこちを歩いてたんだよ」とのことです。「昔」がいつなのかは覚えていませんが、この1988年には既に浦安の街中に蟹はいなかったと思います。

 

 

九十九里方面。「松尾町・横芝町・光町・野栄町・蓮沼村」とはまた懐かしい。何れの自治体も今はなく、市町村合併により山武市となりました。2006年の出来事です。地図を見る限り目ぼしい建物が少なくて、田舎という感じがします。

九十九里方面に限らず、今はなき市町村が多く掲載されています。発行から35年経っていますから、それ以降は千葉県に限らず日本全国の範囲で市町村合併や廃止が進んだことでしょう。

 

 

 

次はひろあきさんお待ちかねの釣り冊子です。上州屋やキャスティング、フィッシング遊などチェーンの釣りショップに置いてある例のアレです。写真ではわかりませんがB4の大きな冊子です。2002年発行の2009年の第10刷版です。

 

【海釣りドライブマップ① 東京湾~房総半島 つり人社】

 

kinooさんがよくご存じの検見川の浜を紹介してあげたいのですが、肝心の私がそこで釣りをしたことがない。加えて東京湾奥の魚はあまり食べる気がしないです。以前、姉ケ崎の近くの長浦というところで釣ったアジを塩焼きでいただこうとしたところ、機械油の臭いがするので食べるのをやめたことがありました。長浦でもそんな感じなのだから浦安や幕張の三番瀬近辺も推して知るべしです。

美咲さん縁の九十九里についても砂浜ゆえ釣れる魚種が限られます。内房と外房のちょっと珍しいところ、ということで内房の大貫港と外房の御宿港を紹介しますね。

 

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【大貫港】

 

■マップ

昨秋にautumnさんが海を隔てた向かいの横須賀市・久里浜にドライブされていました。海を隔てるといっても今回紹介する大貫港と久里浜の距離は近く、釣りをしながら久里浜を眺めることができます。横須賀は元々軍港だし、戦争遺跡が数多く残る地、大貫港の近くには戦没者の慰霊を弔う東京湾観音があります。中間の海には海堡があり、戦争の色が今も残る一帯といえるでしょう。

 

 

こうやって見ると、「どんな魚でもよりどりみどり、持ってけドロボー!!」という感じがしますが、私の中ではキスを釣るところです。下がほぼ砂地ですからね。所謂岩礁の魚は釣れたらラッキー、反面シロギス釣りは数が期待できます。

 

 

以前のものになりますが釣行記です。内房への釣りは、福島原発由来の放射性物質の東京湾流出を境にあまり行かなくなりました。浦賀水道より北が汚染されているという話を聞いたことがありますが、実際どうなんでしょう。ちなみにこの大貫港は浦賀水道より南側です。長閑で良いところなのでまた行きたいものですね。

 

 

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【御宿港】

 

■マップ

御宿港ではフグしか釣ったことがない(苦笑)。地元の釣り師さん曰く、小サバやメッキアジがよく釣れるそうです。堤防は足場がよくて危険が少ないので、釣れるかどうかはさておき、ファミリーで楽しむには良い場所です。御宿は海水浴場の砂浜が綺麗です。月の砂漠という大変情緒ある場所もありロマンチックですよ。カップルさんはぜひ行ってみてください。下のマップに「岩和田漁港」と出ていますが、釣り餌屋さんは「何か釣りたいなら岩和田がいいよ、イシモチがいるよ」といっていました。御宿港からも歩いて行ける距離です。

 

 

冊子を見ると、ウジャウジャ釣れてきそうなイメージですね(苦笑)。

 

 

かつての釣行記です。釣果は無しといってよいので旅行記かな。今はなきお店があって悲しいですが。外房線は昔ながらの列車です。シートは硬めで座面と背もたれが直角のタイプです。蘇我から御宿まで1時間半かかるので、年をとってくるときついかもしれません。

 

 

月の砂漠記念館では大正から昭和にかけて活躍した叙情画家・詩人の加藤まさをの歩みを紹介しています。絵、文章、レコードで氏の作品に接することができます。詳しく語ると長くなるのでここには記しませんが、「ゆい偉人館」のリンクを貼っておきます。絵本作家に目を向けられているままもりさん(nzmamamoriさん)の琴線に響いてくれると嬉しいです。

 

しかしこの砂浜のラクダのモニュメントはいいですね。ここを本当に月明かりの中、好きな人と手をつないで歩いて、「君が好きだよ」「私も…」なんて言って、チューしてね、最高でしょ?ぜひぜひ皆さんも一度行ってみてくださいね。

 

3回にわたる冊子の紹介(だかなんだかわからなくなりましたが(苦笑))は以上になります。本記事は釣りカテゴリの中に入れておきます。