ラーツーて皆さんご存知でしょうか?バイクに乗らない方には馴染みがないかもしれませんね。略してラーメン・ツーリング、即ちツーリング先でラーメンを食べる事です。ツーリング先の名店にお邪魔したり、カップラーメンをコンビニで買って食べるのもラーツーになりますが、ここでは、現地で袋麺を調理して食べるラーツーについて紹介します。景色の良い所で食べると、ただの袋ラーメンも御馳走になりますよ。
その前に注意事項を。
①火気厳禁の場所ではやらないこと
②ゴミはすべて持ち帰る
③スープは全部飲み干す
①の場所は事前に下調べしておく。キャンプ場なら問題ないかと。河川敷の場合は禁止されている場所があるので要確認。②と③は現地に捨てる場所がない場合に限りです。
持っていく物は以下。わざわざ書く程でもないですね。
①バーナー
②ガス缶
③鍋
④調理器具(まな板・包丁・アク取りその他適宜)
⑤ラーメンの具
⑥どんぶり
⑦袋麺
が、バイクの積載量は限られているので、荷物をできるだけ少なくしたい。ここからは私のやり方になりますが、④は持って行かず、具材を切ったり皮を剥いたりは事前に家でやってしまいます。包丁の代わりに釣り用ナイフを持って行って、そのまま箱に積みっぱなし⇒ある日銃刀法違反で検挙、なんて事は避けたいですしね。⑤・⑦も道中のコンビニで買うのであれば不要。
①のバーナーについては、BBQで使用するものは大きすぎるので、シングルバーナーを使っています。下の1枚目と2枚目の写真の通り、風除けがチューリップの蕾のように閉じたり開いたりするので、鍋の大きさによって調節可。と言っても、鍋の周囲ぎりぎりまで閉じてしまうと酸素不足で火が消えるので、微妙に隙間を開けて使っています。3枚目の写真は大きさの参考までにマグカップを置いてみたところ。
②のガス缶については、バーナー次第ですが、上記①のバーナーはCB缶にもOD缶にも対応しています。超簡単に言うと、
・CB缶…カセットコンロですき焼き等する時に使う缶
・OD缶…キャンプ用品コーナーによく売っている缶
なんですが、私はCB缶を使っています。いつも家にあるのと、調理中万が一ガスが無くなってもコンビニで手軽に買えるのが大きい。
③の鍋は(ソロツーリングの場合)、具をしっかり入れることを考えると、16cm・1.2Lのサイズ・容量の鍋が最低ライン。人数が増える場合は適宜大きい鍋を。
鍋の素材については、家のを適当に持って行っているだけなので、ステンレスだったりアルミだったり。韓国ドラマによく出てくる金のアルミ両手鍋を持っていけば、テンションアップです。土鍋も雰囲気良しなんですが、①のバーナーだと火力が弱すぎて、お湯を沸かしてて日が暮れます。真冬だとアルミでも時間が掛かる位なのでNG。
⑥のどんぶりは、お鍋からそのまま食べるのなら不要ですが、私は持って行きたい派です。お鍋から食べるのは何か汚い感じがするので。
持って行くとなると、陶器の器は重い&割りそうだし、発砲スチロールの使い捨て容器だとサイズ的に足りないものしかなく、一長一短。100均のメラミン容器を使ってますね。割る心配はないし軽いので。
☆
ごちゃごちゃ書きましたが、ここからは実際に作ってみたコーナーです。今冬のツーリング写真から。
①お湯を500ml沸かす
②タッパの中のラーメンの具
③豚小間を投入
④人参を投入
⑤小松菜を投入
⑥生椎茸を投入
⑦白菜を投入(具材多過ぎるな…)
⑧ラーメンは冬だったのでサッポロ一番のみそをチョイス
⑨麺を投入
⑩麺が茹で上がったのでスープと七味を投入
⑪隠し味です。こうじ味噌を投入して濃い味に
⑫お味噌を溶かす
⑬器に移し、葱を入れて、出来上がり
⑭どことなくシュールな写真。これを撮ってたら冷めました。なにしろ調理時2℃の気温だったので。
【感想】
・具を入れすぎてサッポロ一番らしいスープの味が半減した。今度から具の量を減らすこと。
・隠し味のこうじ味噌もサッポロ一番らしさを半減させ、くどさばかり増したので失敗した。
・総じて、余計なことをせずシンプルに、ちょっと量が足りないな、位がこのラーメンはちょうど良いと感じたので、今度から気を付けるべし。
余談ですが、最近は、チャルメラの醤油が袋麺の中では割といけるな、と感じています。以上。