おはようございます。

 

梅雨時で蒸して嫌ですねえショボーン

北海道をバイクで走ってらっしゃる、あるいは走るご予定のお仲間の皆様が羨ましいです。

 

これを書いてる今、朝ですし、少しでも爽やかに行きたいということで、今回はスコットランド民謡を弾いてみようかと思います。この曲は1816年にSir Walter Scottが作詞ということで歴史ある曲になります。

 

<出典:photoAC>

 

音楽のルーツを知るために歴史を遡っていくのは、本当に楽しいものですね。ジャンルとしてはケルティック・ミュージックの範疇になるのかな?現代で言うと、ロックバンドではありますが、出てきた頃のザ・ポーグスの音楽がまさにそれやん、という感じでした。長いのも現代人には迷惑かも(?)しれませんので短く収めましたが、まずはご一聴を。

 

 

使用ギター:信濃ギター/LG-130

年式:1969~1976年辺り

 

 

何となく牧草と川のせせらぎの匂いがしてくるような気がするのですが、いかがでしたでしょうか。早朝ツーリングで立ち寄ったコンビニで、冷たいミントの入った飲み物を飲んで一息ついているような、そんな気分にもなりますね。

拙演奏だけでは心もとないので、例によってYoutubeで他の方の演奏も探してまいりました。Susan Craneさんのハープでの演奏です。

※ちなみに「Jack」とも「Jock」とも言うようです。スペルミスではないです。

 

素敵じゃなあ。こんなの聴かされたら、私などは、えー、スーザンさん一緒に居たい、デートして…と思ってしまいます。おっと猫の口にチャックして、と。

 

冒頭に「Sir Walter Scottが作詞」と記した通り、この曲はインストゥルメンタルではなく、歌詞があります。牧草・川のせせらぎどころか、ちょっと切ない歌詞ではあります。一番だけ訳しておきましたが、スコットランド版「野菊の墓」なのか?と思いきや、ジャック・オー・ヘイゼルディーンと一緒に国境を越えたとあるので、良かったです。小学生で初めて「野菊の墓」を読んだ時、情けないと同時に腹が立ってねえ、こんなことがあって良いのか!ムキーと。

 

Why weep ye by the tide, lady
Why weep ye by the tide?
I'll wed ye to my youngest son
And ye shall be his bride
And ye shall be his bride, lady
Sae comely to be seen
But aye she let the tears doon fa'
For Jock o' Hazeldean

なぜこんな時に泣くのですか、お嬢さん
なぜこんな時に泣くのですか?
私はあなたを私の末の息子と結婚させます
そしてあなたは彼の花嫁になるでしょう
そしてあなたは彼の花嫁になるでしょう

だから良い顔みせてください
けれど、ああ、彼女はぽろぽろ涙を流しました
ジョック・オ・ヘイゼルディーンを想って

Now let this willfu' grief be done
And dry that cheek sae pale
Young Frank is chief of Errington
And laird o' Langley-dale
His step is first in peaceful ha'
His sword in battle keen
But aye she let the tears doon fa'
For Jock o' Hazeldean
A chain of gold ye shall not lack
Nor braid to bind your hair
Nor mettled hound, nor managed hawk
Nor palfrey fresh and fair
And you, the foremost o' them a'
Shall ride our forrest queen
But aye she let the tears doon fa'
For Jock o' Hazeldean

 

The kirk was deck'd at morningtide
The tapers glimmer'd fair
The priest and bridegroom wait the bride
And dame and knight were there
They sought her baith by bower and ha'
The lady was na' seen
She's o'er the border and awa'
Wi' Jock o' Hazeldean

 

以上、「涼をとるならスコットランド民謡」のコーナーでしたニコニコ