私はミャンマーという国が好きで、そこに住んでいるミャンマーの人々が好きで移住しました。
このブログでも私が思っているミャンマーの良いところ、ミャンマー人から学んだことなどを忘れたくないことをたくさん書いています。
「ミャンマーに住んでいてどう?」って知り合いに聞かれる度に「最高です!ミャンマー人から学ぶことばかりです!」って胸張って言うんです。
それは今でも変わりません。ミャンマーが大好きで、ミャンマー人の優しさを身をもって日々感じているから。
でも日本での、この連日のミャンマーの報道といえば。
「ミャンマーってなんてひどい国なんだ。」と思ってしまいますよね。
「こういう人権侵害は許されないですよね。」
もちろん国で起こっていること、ひどいことが起こっている。でもどうしてこうなってしまったのか、本当にわかっていますか?報道も本当ですか?
誰かを苦しめることはあってはならないけど、そうなってしまった時に、わかり合う努力がほしい。自分が全て正しいと思い込むのは危険。
先日の記事で書いたように、この問題の解釈はそれぞれあって。ミャンマー国内で聞く情報と、国外の情報は少しずれてる。
"ミャンマーでロヒンギャという民族が迫害されている。"そんな単純な問題ではないし、宗教って認めることはできても、100%理解することができることでもない。
100%理解できなくても、自分と違うことを認めることはできるはずなのに。
ミャンマー人のほとんどはロヒンギャを国民とは認めていないんです。ロヒンギャと呼ばれる人々はミャンマー語を話しません。教育もミャンマーの制度に沿わず、仏教徒との関わりを自ら断絶している。
例えば、こういう風に考えることもできる。
ある日突然、日本にバングラデシュの人々がやってきました。彼らは日本のある地域に住み着き、元々そこに住んでいた日本人達を全員追い出し、あるいはイスラム教に入信しなければ皆殺し。今、彼らは自分たちを日本人として認めろ!と世界に向けて発信しています。
それって本当に日本人ですか?私は怖いです。
多くのミャンマー人は今そういう気持ちでいます。
他人を同じ思想にしようなんて、非人間的。人間はそれぞれ違うから良いし、違うから素晴らしいのに。