「ミャンマーってお寺ありすぎだよね?」

ミャンマーに観光に来た友人たちはみんなそう言います。

私も思ってました。

 

 

どこの地域に行っても、パゴダと呼ばれる仏塔があちらこちらに。

私の住んでいる小さな田舎町にもパゴダは30以上あります。

観光地にもなっているインデインやカックーには2500以上の仏塔が立ち並び、

バガンなどにも数え切れないほどの仏塔や寺院が存在します。

 

なぜ、こんなにたくさんあるんだと思いますか?

 

1000年以上前から、今もまだ増え続けるミャンマーの仏塔や寺院。

これらは1000年以上前からすべて「功徳」のために作られているのです。

 

 

私の住む田舎町でも建設中のパゴダがいくつもあります。

それは、裕福な人が多くのお金を出して、裕福でない人は少しだけ出したお金で作られているそうです。

 

ミャンマーでは、お金があるないに関わらず自分のできる限りの布施、寄付を当たり前にします。

自分の財産を寄付することを惜しみません。

これが「功徳」を積むということで、寄付したお金でパゴダを建設します。

こういったことが1000年以上前からミャンマーのあちらこちらで行われてきました。

パゴダが建設されれば、またその周りの多くの人がそこで祈りを捧げることができるのです。

功徳によってパゴダがつくられ、そのパゴダで祈りを捧げ功徳を積む。
功徳が巡り巡っているミャンマー。

 

 

布施すること、人に施すことに惜しみない心を持つミャンマーの人々。

人々が一途に功徳を積み、幸せを分かち合っているような象徴である黄金のパゴダ。

そんなあちらこちらにあるパゴダを見るたびに、なんだか私も純粋な気持ちで祈りを捧げたくなってしまいます。

 

 

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