システム開発時に考える事。その2 | みゃ的メモ帳

システム開発時に考える事。その2

2回め。

・既成製品の導入はなるべく考えずにシステムを考案する。

結構意見の別れる部分になるとは思うのですが、うちの場合は既成製品の導入をなるべく考えずにシステムを構築する方針にしています。
流石にサーバ系(Apache や Oracle など)を自作するのはバカらしいので利用しますが、CMSみたいなものやフレームワーク系は導入時にかなりの注意を払います。

これは実際にシステムの寿命にも寄ると思うのですが、うちの場合は最低利用期間が5年くらいあるので、その間にメンテナンス終了となったり追加予算が発生する様な事があると懐具合との相談になるんですね。
例えば製品+カスタマイズで2000万円くらい掛かると見積もりが出たとして、そこから本当に使う機能のみを新規で2000万円で作成できるのなら、作成する方を選ぶ事が殆どです。
製品を利用すると製品の枠に囚われてどうしても実現できない機能が出てきたりしますし、バージョンアップ費用が嵩んで結局高いお金になってしまったなんてザラにありますので。

ちなみに OSS も製品として位置づけます。
確かに製品としてのコストは0かもしれませんが、それを勉強する為の人件費が別途掛かりますので、結局購入する事と変わらないと判断する為です。
下手なものを選んでしまうと逆にコストが上がる場合もあるという事ですね。
もちろん、企業システムとして導入するので「この人が知っているから導入」と言うお話は成り立ちません。そこは危機管理の一環という事で。

まぁ長い眼で見たコスト減を考えてシステムを考えるという事ですね。