ようやく大衆の買い占めが落ち着いて、身近にあるスーパーやコンビニでは一部の商品を除いて、平時に近い品揃えになってきたところでした。
一部の商品というのは、米や納豆や牛乳や1.5リットルの大型サイズのミネラル・ウォーターなどです。
とはいえ、500mlサイズのミネラル・ウォーターなら大量に店頭に並んでいますし、震災発生直後の買い占め騒動のときですら街角の自販機では売り切れになっていませんでした。
ところがである!!
東京都の水道水から「乳児の摂取基準を上回る放射性ヨウ素が検出」されたという発表があったせいであろう。
スーパーやコンビニから根こそぎミネラル・ウォーターが無くなりました。
しかも、今回は街角の自販機ですら売り切れている。
緑茶ですら売り切れている。
先の総選挙でもマスコミに煽られて民主党に投票したであろう、あなた達!!
そんなに慌ててミネラル・ウォーターを大量に買って、何をするつもり?
「放射性ヨウ素が検出された」水道水では手も顔も洗えないから、洗顔で使うのか?
そうした水道水ではお風呂にも使いないから、お風呂に使うのか?
洗濯にも使えないから、洗濯に使うのか?
ほら、東京の大気中のどこかでも通常より高い放射能が検出されているはずですよ!
今夜は雨が降っている。それは黒い雨だ!
あなた達は家から出るな!(笑)
[読売新聞ネット版・3月23日22時3分]
<乳児期を過ぎた子どもや妊婦、授乳中の母親については、厚労省は「乳児以外はすべて300ベクレルが指標値となる。乳児の指標値を超えていても、300ベクレルを下回っていれば、乳児期を過ぎた子ども、妊婦や授乳中の母親でも普通に飲んで大丈夫だと考えている」としている>
そっか、あなた達からしてみたら、厚労省の言うことなんて、官僚の言うことなんてまったく信用できないことでしょうからね。
「脱官僚、政治主導」「政治を国民の手に」
「フランス革命!」「ロシア革命!」
でしたっけ?
じゃあ、官僚ではない専門家の意見では?
[読売新聞ネット版・3月23日22時3分]
<笠井篤・元日本原子力研究所研究室長によると、基準は健康への影響が出る数値よりはるかに厳しく定められたものだ。
今回検出された水1キロ・グラム当たり210ベクレルという値は、乳児が長期間飲んでも影響が出る心配はない。入浴や洗髪に使っても体内に取り込まれる心配はなく、通常通りに使用して問題ないという。
放射性物質の人体への影響に詳しい石榑信人・名古屋大医学部保健学科教授(放射線防護学)によると、国際放射線防護委員会(ICRP)の計算では、1キロ・グラムあたり210ベクレルの水を1リットル飲むことで乳児が受ける放射線の量は約0・038ミリ・シーベルト、母親が1リットル飲むことで母乳を介して乳児が受ける量は約0・012ミリ・シーベルトであり、短期間摂取をするだけでは健康に害が出る数値ではない。
佐々木康人・元放射線医学総合研究所理事長は、「飲まないに越したことはないが、代わりの飲み水がないからといって、水道水を無理して飲まずにいると、かえって乳児が脱水などを起こし、健康への影響が大きくなる」と話す。>
そっか、あなた達からしたら、霞ヶ関に同調するような学者や専門家は、「御用学者」だから信用できませんか。
でもねぇ、じゃあ、どうして、「東京都内の水道水から、乳児の摂取基準を上回る放射性ヨウ素が検出された」という情報だけは信用して、過剰反応するの?(笑)
ただし、左翼の宣伝機関であり、当然、アンチ原発の朝日新聞にはこんな記事がありました。
[朝日新聞ネット版・3月23日15時30分]
<東京都の金町浄水場から乳児の飲用に適さない濃度の放射性ヨウ素が検出されたことについて、大桃洋一郎・環境科学技術研究所特別顧問(環境放射生態学)は「指標値の倍になっているので、乳幼児に飲ませるのはやめた方がよい。授乳中の母親も避けた方が好ましい。」>
昔、学校の先生(日教組教師)が「朝日新聞を読みなさい」と薦めていたから、朝日新聞の言うことなら信用できるって?
もちろん、妊婦や乳児に気を使う気持ちはよくわかるし、気を使うべきだと思う。
その点もすでに東京都が「乳児を持つ家庭にペットボトル24万本配布」すると発表している。
対象となっている都内の乳児は8万人なんだけど、今日のミネラル・ウォーターの売り切れ具合を見ると、随分、隠し子がいるようですねぇ(笑)。
日本の少子化なんて嘘だったのでしょうか!?
ついでにもう一つ、
[産経新聞ネット版・3月23日19時28分]
<「水道水に含まれた放射性物質の摂取制限は、カドミウムなどの環境汚染物質や食品添加物などと一緒のレベルで考えないほうがいい」と、長崎大大学院医歯薬学総合研究科の山下俊一教授は指摘する。
一定レベル以上を摂取すれば、中毒や障害を起こすカドミウムなどに対し、放射性物質は、安全性のグレーゾーンが非常に大きく、より安全な数値を基準としているからだ。
国立保健医療科学院の欅田尚樹生活環境部長は「成人が放射性ヨウ素1キロ当たり100ベクレルの水を1年間毎日1リットル飲んでも、甲状腺がん発症の生涯リスクが高くなる可能性は1万分の2上がるだけ。乳児の場合でも影響は少ない」という。
欅田部長によると、人が生涯、交通事故に遭うリスクは200人に1人。喫煙者が肺がんになるリスクは100人に2人。「リスクを数値化すると現状、水道水から検出されている放射性物質の数値は極めて低いといえる。冷静に対応する必要がある」と話す。>
そういえば、東京都が配布するミネラル・ウォーターってどんなのだろう。
知らない人も多いと思いますが、東京都の高度浄水処理能力を東南アジア諸国に売り込むためだろうか、実は宣伝用(?)に「東京水(Tokyo Water)」というものを生産していることをご存知でしょうか?
画像はネットから拾ってきたもので値段も付いていますが、実際に売られているんでしょうか?
都庁では売られているんですかね。
僕は東京都関連の会議に出されていたものを飲んだことがあるのですが、味は…。
浄水処理能力が高すぎるのか、一言で言うなら、「無味」です(笑)。
しかも、中身を捨てて、そこら辺の水道から水を詰めたら、より新鮮な「東京水」が楽しめるという、飲めば飲むほど新鮮なものが楽しめるという魔法のような「商品」です(笑)。
ただ、東京の水道水を不安がっている、乳児を持つ家庭に配るのは、ちょっとしたブラック・ジョークですねぇ。
もちろん、「福島原発事故が起こる前に詰め込んだ水道水ですから、ご安心ください」と説明するんでしょうけど。
しかし、これまでは乳児に普通に水道水を使ってきたくせに、急にミネラル・ウォーターに頼られると、以前から飲料や炊飯やウイスキーの水割りにミネラル・ウォーター(国産!)を使ってきた僕からしたら迷惑な話である。
さて、話はガラッと変わりますが、以前から付き合いのある方は、僕が酔っ払いながらブログを書いていることはご存知でしょう(時に翌朝、「昨日、何を書いたっけ?酔った勢いで変なことを書かなかったろうな?」と思うときすらあります)。
そして、以前はウイスキーしか飲まなかったのですが、最近になってビールで始めてからウイスキーに移るようになりました。
ウイスキー時代は、ポテトチップスで始まり、チーズや豆腐やナッツなどを挟んで、シュークリームなどのスイーツで締めていましたが、ビールで始めるようになってからは、ポテトチップスやチーズやナッツだけでなく、「あたりめ」も重要なスタッフになり、ウイスキーに移ってからはスイーツだけになりました。
ただ、最近はウイスキーに移るまでに結構、お腹が膨れているため、ちょっと食べるだけでいいということで、賞味期限も長めの「ビターチョコパウンド」をよく食べるようになっていました。
しかし、震災直後の買い占めで、日頃、大量に店頭に並んでいる、この「ビターチョコパウンド」すら完売となり、何か代わりになるものはないか(と言っても、パン類は元より保存食になりそうな菓子類ですら多くが完売)と代用品を探して、買ったのが、「マクビティ(ミニミルクチョコレート・ビスケット)」という商品。
で、これがなかなか当たりで癖になって、「ビターチョコパウンド」が店頭に戻ってきた後も、愛食しています(笑)。
周りからは「毎晩、そんな食生活していてよく太らないね」と言われますが、僕は全然太らないんです。ただ、さすがに体に良くないかなとも思っているので、そろそろ改善しようかと思っているのですが、ビールを最初に飲むことによって、食べる量が減ってきたようにも思います。
はい、被災者の皆様が悲嘆に暮れられているというのに、こんな下らないことを記してすみません…。
僕は毎日、「放射能で汚染された」温かいお風呂に入り、お酒を飲みながらブログを書いて、下らないことに悩んで、呑気で幸せな日々を送っています(笑)。