中川昭一は自滅したのか、潰されたのか? ~ センター試験 | My Aim Is True

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ハッキリ言わせてもらうと、中川昭一氏の失脚は、日本の国益にとって大きな損害である。


もちろん、それは「日本を守りたい」という保守派だから、そう思うのであって、「日本を潰したい」という左翼にとっては最高の展開である。


僕は辞めるべきではないと思いつつも、今の状況からして辞任もやむを得ないというのが現実的な判断だろう。予算が通るかどうか揉めているのに、このような絶好の攻撃材料を与えてしまったら、どうせ野党とメディアは中川氏が辞任するまで猛バッシングをし続け、予算委員会は大荒れとなってしまうからだ。

ただし、辞任後の今日も野党は予算委員会をボイコットした。

まさに国益無視の政局主義。

もちろん、メディアはそれを「無責任!」なんて批判しない偏向報道だ。

例によって、「麻生内閣は、この経済危機に何をもたもたしているのか!」だ。

麻生首相が「(中川氏には)続けてもらいたい」と言い、その後、中川氏が辞意を表明し、それを認めると、「麻生首相、またブレた!」なんて言うが、クリントン国務長官が来日する際、「会わない」と言っていた小沢一郎が、「やっぱり会う」と言っても、「小沢一郎、またブレた!」なんて批判はしない。


無論、今回の失態は日本にとって大きな恥となったことは確かだ。

ただ、どうも不可解なところがある。

問題の記者会見時の中川氏の酩酊ぶりが異常なのだ。

以前の国会での、ろれつが回らない映像がメディアで繰り返し流され、「常習犯!」「起こるべくして起きた!」という印象を与えるが、その時とも表情からして明らかに違う。異常なまでの酩酊ぶりなのだ。

中川氏は当日、昼食時にワインを「たしなんだ」程度であり、酒豪の中川氏があそこまで酔うはずがなく、薬との併用による副作用であることは間違いないが、それにしても異常である。

確かに中川氏は大量の薬を飲んでいる。

少なくとも、前日の夜、当日の朝、当日の昼に、風邪薬&解熱剤&抗生物資を通常の2倍、そして腰痛のための鎮痛剤である。

果たして、これらと僅かな酒との併用によって、どの程度の副作用が起こるのか、残念ながら、相も変わらず、メディアはその観点から検証してくれていない。

メディアは中国・朝鮮式の「川に落ちた犬は棒で叩け」でバッシングを繰り広げるのみである。左翼メディアにしてみれば、遂に訪れた、待ちに待った「保守派」中川潰しの念願の時である。

無論、この2,3日の併用による副作用というより、ここ数ヶ月の睡眠2,3時間の激務による疲れと、先月から患っている風邪、時差ボケが一気に爆発した可能性もあるが、それでも異常な酩酊ぶりだ。

まるで、「」でも盛られたかのようだ。


そして、もう一つ、不可解なところがある。

何故、あの状態で、会見に出席させたのか?ということである。

仮に、大丈夫だろうと判断したとしても(あの異常な酩酊ぶりで?)、中川氏の喋りが異常であることがすぐにわかったはずで、その段階で、「大臣は体調を崩されていますので、申し訳ありませんが退席させて頂きます」と退席させるのが普通であろう。

ところが、最後の最後まで、異常な酩酊による醜態を意図的に世界へ配信させたかったかのようである。


この件に関し、僕はそれほど新聞やテレビの報道をチェックしているわけではないので、直感的に感じたに過ぎませんが、上記のような観点で報じているメディアが全然ないのだ(相変わらずだが)。

「酒に問題がある」と言われてきた中川氏だからこそ、酩酊記者会見は効果的なのだ。ホモの政治家に女性スキャンダルなんて流せないが、「女好き」の政治家なら女性スキャンダルの信憑性も増すのと同じだ。

この陰謀論の観点から見ると、誰が中川氏を潰したかったのだろうか?


経済政策の一つとして、「政府紙幣の発行」というプランが一部にある。

これは通常の紙幣(日本銀行券)ではなく、政府が発行する紙幣で、「政府紙幣発行」支持の専門家によって違うが、国民一人に30~40万円をばら撒くという凄いプランである。

僕がたまたま観ていた番組では、評論家(?)一同が皆、大反対していた。酷いのになると、戦時下の「軍票」に例え、「軍票は敗戦後、ただの紙切れになった!」という評論家(?)までいた。

僕は経済に関しては、ど素人なので、偉そうなことは言えないが、完璧な政策なんてないのに、何故、マイナス面ばかりを声高に主張するのか?

無論、世論は麻生潰しに必死なので、何をやろうとしても批判する空気をメディアは作っているので仕方はないが。

ただ、個人的には、「面白い。いっそのこと思い切ってやってみるのも良い!」と思っていたプランである。

「そんなことをしたら、インフレや円安になる!」と評論家(?)が騒いでいた。

日頃は、デフレと円高を憂慮しているのにねぇ。

酷かったのは、インフレになると、どうなるかの例えでハイパーインフレのエチオピアを出していた評論家(?)もいた。

話を戻そう。

仮に、中川氏が政府紙幣発行に前向きだったとしたら、それを何が何でも阻止したいのが、財務省日本銀行なのだ。

無論、左翼にしてみれば、景気が悪化すればするほど、日本が混乱するので、経済悪化は歓迎すべきことであろう。

「革命は混乱から生まれる!」


ちなみに問題の記者会見当日のランチを、中川氏と一緒にしたのは読売新聞の記者だそうだ。朝日新聞中国&北朝鮮の工作機関だとすると、読売新聞はアメリカの工作機関である。

1年半前の安倍首相辞任後の総裁選で麻生太郎断然有利が一転して、福田内閣誕生となり、小沢一郎との大連立構想を持ちかけたのが、読売新聞のナベツネである。まだ、この構想を持っていたとしたら、麻生首相の盟友でもある中川氏を潰して、とっとと衆院選をやって大連立!という考えがあるのかもしれない。

無論、小泉純一郎も絡んでいるかもしれない。

あるいは、ロシアとの関係改善が面白くないのか?

ちなみに、田母神・前空幕長は、アメリカのF22ではなく欧州のユーロファイターの購入を主張していたから、アメリカに潰されたのでは、という説もある。


いずれにせよ、今回の「正統・保守政治家」中川昭一の失態は左翼にとって、思わぬ贈り物だろう。

3年前、朝日新聞は保守派の安倍晋三中川昭一をまとめて潰そうと、捏造記事を書いたが、捏造がばれて謝罪する騒動が起きた。

今回は中川氏自身が自ら絶好のバッシング・ネタを提供してしまったのである。


それにしても、「HANAの会」と言われた有力保守政治家がこの3年でまとめて失脚する事態となった。

H=平沼赳夫(郵政民営化に反対し、自民党から脱党するも超党派で保守派をまとめる保守派の重鎮)。

A=安倍晋三。

N=中川昭一。

A=麻生太郎。

いずれも、中国に対しても、ものを言える猛者たちである。

小泉内閣時に経産相だった中川氏は中国に略奪される東シナ海のガス開発を初めて日本企業に許可した(後任の「親中派」二階経産相が白紙に戻す)。

北朝鮮核実験の際には、「日本も核に関する議論が必要ではないか」と「問題」発言!と潰されかねないと、誰もが逃げている重要な発言もしている。それによって、北朝鮮に対し融和的だった中国&ロシアも制裁に賛成したのだが、日本のメディアは問題発言だ!と騒ぎ立てた。


元々、酒癖に関する前科があった人である。
いっそのこと、これを機に飲酒癖を改めて、出直すべきだろう。将来、彼の力が必要な時が必ず来る。

が、ちょっと待てよ。

今年中にある衆院選。

まさか、この空気に流されて、中川昭一が落選ってことはないだろうな!?


それから、話は飛びますけど、今年の国立大センター試験の日本史の問題でまたしても、とんでもないものが出ていたようです。「下記の3つの文章を年代順に記せ」の中に、「日本軍が南京を占領するに際し、捕虜や非戦闘員を殺害」という項目があったようです。

これ、言うまでもなく、中国共産党と朝日新聞が合作したプロパガンダの最高傑作「南京大虐殺」のことですよね?

「南京大虐殺」がでっち上げだと知っている受験生だったら、答えを出しようがない問題です。南京戦を項目に挙げたいのなら、普通に「松井石根司令官の下、日本軍が南京を陥落させる」と記せば良いのに、「南京大虐殺」を史実と断定するかのような悪質な刷り込です。

例えば、「左翼育成大学」のICUだったらともかく、普通、国公立大のセンター試験にこういう問題を出しますか?

いや、実は度々、センター試験の設問は問題になっているのです。

恐ろしいことに、日教組だけでなく、教育機関のあらゆるところに左翼は忍び込んでいるのです。